自転車の処分方法を伝授!処分方法の選び方と注意点

「新しい自転車を購入するため、現在使用しているものを処分したい!」「自転車のサドルやカゴがボロボロで、チェーンも壊れてしまった!この機会に捨ててしまいたいけれど、処分方法が分からない…。」など、自転車を処分するにあたって、いろいろと確認しておきたいことがあるでしょう。

自転車は、適切な手続きを踏んで捨てなければ、のちに犯罪に巻き込まれてしまうかもしれません。そして、自転車を処分するにあたり、処分手数料を支払いたくないからと駅前に放置したり、道路の道端に捨てるようなことがあってはいけません。

万が一、違法行為がばれてしまった場合、廃棄物処理法の第16条違反によって、5年以下の懲役または、1,000万円以下の罰金が科せられます。今回は、そのようなトラブルに巻き込まれないようにするために、さまざまな自転車の処分方法や具体的なメリット・デメリットに触れながら解説していきます。

自転車を処分するための7つの方法

自転車処分方法
自転車を処分する方法は、多岐に渡ります。実質無料で処分できる方法から、一定の手数料を支払わなければ処分できない方法まで多種多様です。
それぞれの処分方法に、メリットとデメリットが存在するため、自身の状況に応じて処分しやすい方法を選んでください。

親しい友人や近隣住民に譲る

あなたの居住する地域に、自転車を必要としている人はいるでしょうか?もし、まだ使用できる自転車であれば、必要な人に引き取ってもらうことができます。親しい友人や近隣住民に自転車を譲ることで発生するメリットとデメリットは、下記の通りです。

メリット

  • 実質無料で自転車を処分できる。
  • 自転車の引き渡しが簡単。
  • 譲渡先の友人に非常に感謝される。
  • 使えるものを再利用するため、地球環境にとってエコである。

デメリット

  • 譲渡するにあたり、まだ使用できることが絶対条件となる。
  • 譲渡前に、防犯登録の抹消手続きが必ず必要となる。
  • 最低限、自転車をキレイに掃除する必要がある。
  • 譲渡するため、周囲に声かけをしなければいけない。

親しい友人や近隣住民に自転車を譲ることで、使わなくなった自転車を処分できれば、1円の処分手数料も支払うことなく、実質無料で処分できます。まだ、使える自転車であれば、近隣住民に自ら呼びかけを行うことで、引き取ってもらうことができます。

しかし、他人に自転車を譲る以上、自転車としての機能を保持していることが絶対条件となるため、ボロボロの自転車では、譲り渡すことができません。自転車のタイヤパーツやカゴ、サドルなど、部品を再利用してものづくりを楽しんでいる人なら、自転車が壊れていても「譲ってほしい!」と言ってくれる可能性もあるため、積極的に声をかけてみましょう。

居住地域周辺のゴミ処理場に持ち運ぶ

1円でも安く自転車を処分したいというのなら、居住地域周辺のゴミ処理場に自分で持ち運びましょう。インターネットで「居住地域名+ゴミ処理場」と検索すれば、自宅周辺のゴミ処理場が表示されます。

自転車をゴミ処理場に持ち運ぶことによるメリットとデメリットは、下記の通りです。

メリット

  • 処分手数料が非常に安く抑えられる。
  • 比較的、簡単に処分できる。
  • 自分の都合に合わせて、ゴミ処分場へ持って行ける。
  • 自転車以外にさまざまなものが一緒に処分できる。
  • わからない点については、ゴミ処理場のスタッフに事前相談できる。

デメリット

  • 自宅の周辺にゴミ処理場がなければ持ち運びが大変。
  • 自分で処分場に持ち運ばなければいけない。
  • 状況によっては、軽トラックがなければ、自転車を処分できない。
  • 重たいものを持つことが苦手な女性や高齢者にとって、手間がかかりすぎる。
  • ゴミ処理場によっては、予約が必要なこともあるため、手続きが大変なこともある。

居住地域周辺のゴミ処理場へ使わなくなった自転車を持ち運べば、予想を遥かに超える安い値段で、自転車を処分できます。不明点がある場合は、ゴミ処理場のスタッフに事前相談することも可能なので、いろいろなことを質問することもできます。

しかし、子供用の小型自転車なら軽自動車で持ち運ぶこともできますが、一般的な大人用の自転車なら軽トラックがなければ、荷台に積み込むことが非常に難しいです。自転車もかなりの重量があるため、1人で軽トラックの荷台に積み込むのは、想像以上に大変な作業となるでしょう。

自治体に粗大ゴミとして回収してもらう

いつでも良いので、使わなくなった自転車をお安く処分したい方は、自治体に粗大ゴミとして回収してもらいましょう。自治体を利用した粗大ゴミ回収のメリット・デメリットは、下記の通りです。

メリット

  • さまざまな処分方法の中でも、比較的安く処分できる。
  • 自宅周辺にゴミ処理場がなくても、処分できる。
  • ゴミ捨て場が近ければ、手軽に処分できる。
  • ゴミ処理場のように、軽トラックで自転車を持って行く必要がない。

デメリット

  • 不用品として処分するために、さまざまな手続きが必要となる。
  • ゴミ捨て場までが遠いと、想像以上に処分が大変。
  • すぐに、処分したいと思っても、自治体の指示に従って処分しなければいけない。

自治体に粗大ゴミとして回収してもらうことができれば、お手頃な価格で安く自転車を処分することができます。処分手数料は自治体によりますが、小型自転車で約400円前後、一般的な大人用の自転車なら約800円前後で処分することができます。そのため、1000円程度で処分可能なため、費用的に手軽に利用しやすいのではないでしょうか。

しかし、自転車を不用品として処分するためには、自治体に対して、インターネットや電話を利用して事前予約をしなければいけません。利用する自治体によって処分方法は異なりますが、おおまかな流れを記載すると、下記のようになります。

  • 【ステップ1】居住区域の自治体へ、インターネットまたは電話で処分の予約を入れる。
  • 【ステップ2】自宅近くのコンビニエンスストアに行き、指定されたゴミ処理券を必要金額分購入する。
  • 【ステップ3】自治体の指示に従って、必要なゴミ処理券を自転車に貼る。
  • 【ステップ4】回収場所に持って行き、自転車が処分されるのを待つ。

最初は、「自転車を処分するのって、大変なんだな。」と思われるのですが、やってみると意外と簡単です。しかし、この方法の場合、インターネットや電話で自治体に予約を入れたり、コンビニエンスストアでごみ処理券を購入したりする必要があるため、それなりに手間が発生します。自転車の処分場所については、申込み時に案内されるため指示に従って処分することになります。

下取りサービスで処分する

もし、家電製品などを販売している大型の量販店などで、新しい自転車の購入を検討しているのなら、下取りサービスで処分してみましょう。自転車の下取りサービスを利用するメリットとデメリットは、下記の通りです。

メリット

  • 新しい自転車の購入のタイミングで引き取ってもらえる。
  • 下取りサービスなので、現在使用している自転車がボロボロに壊れていても問題なし。
  • 自分でゴミ捨て場に、自転車を持って行く必要がない。
  • 自転車を処分するにあたり、さまざまな手続きが必要ない。
  • 使用しない自転車を長期間、自宅に保管する必要がない。

デメリット

  • 量販店の中でも、下取りサービスを実施しているところが少ない。
  • 一応、無料回収という体裁ではあるが、新しい自転車の購入代金の中に、処分手数料が含まれている。
  • 下取りサービスを利用するためには、量販店まで自分で古い自転車を持ち運ばなければいけないことがある。
  • 時期によって下取りサービスをしていたり、していなかったりする。
  • 下取りサービスではあるものの、処分手数料を別途請求されることがある。

自転車の下取りサービスを利用すれば、新しい自転車の買い替えのタイミングで、古い自転車を引き取ってもらうことができます。自治体に粗大ゴミとして回収してもらうよりも手間がかからないため、処分方法としては比較的楽だといえるでしょう。

しかしながら、量販店などが新しい自転車を確実に下取りしてくれるとは限りません。自転車を処分するにあたり、不確実性が高く、お店によっては下取りが無料ではなく、有料であることもあるため、よく確認して利用することが大切です。万が一、有料であった場合でも、1,000円程度で処分することが可能です。

リサイクルショップに売却する

まだ、乗り続けられる自転車であれば、近隣住民の方や友人に譲っても良いですが、引き取り手が見つからなければ、リサイクルショップに売却してみてはどうでしょうか。リサイクルショップに売却するメリットとデメリットは、下記の通りです。

メリット

  • 使っていない自転車の売却に成功すれば、現金収入につながる。
  • 売却額によっては、新しい自転車を購入するための資金になる。
  • 使用していたものを誰かに再利用してもらえる。
  • 実店舗による買い取り査定なら、安心感がある。
  • オークションサービスではないため、売却手続きが非常に簡単である。

デメリット

  • リサイクルショップに自転車を自分で持ち込む必要がある。
  • それなりに、資源価値のある自転車でなければ、一定の売却価格がつかない。
  • 最悪の場合、ゼロ円での買い取りとなってしまう。
  • リサイクルショップが仲介業者となるため、売却利益がオークションよりも下がってしまう。
  • 価値のあるものでも、掃除をして持ち込まなければ、売却価格が下がることがある。
  • 自転車として乗ることができなければ、売却ができない。
  • 自宅の周辺にリサイクルショップがなければ利用できない。

使わなくなった古い自転車でもリサイクルショップに持ち込めば、一定の売却価格がつくことがあります。実店舗のリサイクルショップであれば、双方の対面での査定になるため、インターネット上でオークション形式でやり取りするよりも安心感があります。

一方で、自宅の周辺にリサイクルショップがなければ、自転車を持ち込んで売却することができません。また、リサイクルショップは買い手と売り手の仲介業者となるため、オークションで売却するよりも多くの仲介手数料を支払うことになります。その結果、売却利益が低くなってしまいます。

インターネットオークションで売却する

まだ使用できる自転車で、1円でも高値で売却したいのであれば、インターネットオークションを利用して売却してみてはどうでしょうか。インターネットオークションを利用して売却するメリットとデメリットは、下記の通りです。

メリット

  • 自分自身で最低売却価格などが決定できる。
  • オークション形式なので、売り方によっては高値になりやすい。
  • リサイクルショップと違って、多くの手数料をとられない。
  • 自宅の周辺にリサイクルショップがなくても、オークションシステムを経由することで売却できる。
  • 商品を魅力的にアピールできるコピーライティング力があれば、すぐに買い手が決まる。
  • リサイクルショップのように0円での買取というものが存在しない。

デメリット

  • 商品の詳細がわかる画像を撮影しなければいけない。
  • 買い手が見つかった場合は、すぐに発送手続きを行わなければいけない。
  • ライティング業務に慣れなれば、商品説明を書く作業が想像以上に大変。
  • オークションシステムを利用するには、一定の手数料を支払わなければいけない。
  • オークションシステムによっては、利用方法が複雑である。
  • 売却金額の引落し手数料が想像以上に高く、利益率が低くなることがある。
  • 最悪の場合、リサイクルショップで売却した方が高値にあることもある。
  • オークションで値段が正式に決定するまでは、日常業務に集中できなくなる。
  • インターネット上で連絡をとり合うため、買い手と売り手でトラブルになることも多い。

オークション形式を利用した自転車の売却なら、リサイクルショップのように仲介手数料をたくさん取られるということはありません。どうしてもオークションシステムを利用する以上、利用手数料は取られてしまいますが非常に小額です。オークション上に、商品を出品すれば、24時間いつでも自由に売りに出すことができます。

一方で、リサイクルショップのように、その場で買い取ってもらうわけではないため、自分自身で商品をカメラで撮影し、商品詳細について文章を書く必要があります。また、発送方法についても、さまざまな方法があるため、誤って記載してしまうとトラブルになることがあるため注意が必要です。

不用品回収業者に売却・引取りしてもらう

もし、“査定してみて自転車に資源価値があるなら売却したい・・・。たとえ、売却価値がなかったとしても、自宅まで引き取ってもらいたい・・・。”と考えているなら、不用品回収業者に処分・売却の相談をしてみてはどうでしょうか。

あらゆる自転車の処分・売却方法の中でも、もっとも柔軟性や利便性が高く人気があります。また、ほとんど時間も手間もかからない優れた方法です。不用品回収業者を通じて、自転車を処分・売却するメリットとデメリットは、下記の通りです。

メリット

  • 使わなくなった自転車をゴミ捨て場まで持って行く必要がない。
  • 資源価値がないと思っていた自転車が売却できる可能性がある。
  • 売却時に、オークションシステムを利用する必要がない。
  • 引っ越し前で忙しくても、すぐに自転車を回収してもらえる。
  • 地球環境に配慮して、適切に資源をリサイクルしてもらえる。
  • ゴミ処理場やリサイクルショップがなくても、誰でも利用できる。
  • 体力に自信のない女性や高齢者でも、手軽に自転車が処分できる。

デメリット

  • 自治体に粗大ゴミとして出すときよりもお金がかかってしまう場合が多い。
  • 悪質な不用品回収業者に騙されることがある。

引っ越し前で自治体の粗大ゴミ回収が間に合わない場合でも、不用品回収業者を利用すれば、双方の都合さえ良ければ、その日のうちに回収してもらうことができます。もし、自転車の状態が良ければ、その場で査定することで買い取ってもらえる可能性があります。

一方で、不用品回収業者を利用する以上、一般的な処分方法よりも処分手数料が高くついてしまいます。しかし、不用品回収業者を利用すれば、使わなくなった自転車以外にもさまざまな不用品もまとめて処分できるため、処分に困っているものがあれば、一緒にお願いしてみましょう。

自転車の処分前に必要な手続きについて

自転車手続き
自転車の処分方法には、さまざまな方法があることを確認することができました。次に、処分前の手続きについて、知っておいてほしいことがあります。近隣住民や友人に、「自転車が欲しい!」といわれたからといって、何の手続きもすることなく譲ってよいというわけではありません。

自転車の防犯登録を抹消する手続きをしなければ、後日、犯罪の加害者として警察官から疑われたり、自転車の譲り先の友人が盗難による疑いをかけられてしまいます。ここでは、自転車を処分するにあたり、必要な手続きについて解説します。

自転車の防犯登録とは?

学生時代から通学用の自転車を長年乗り続けている方は、親が自転車の購入時の支払いを行うため、防犯登録について何もご存知ないかもしれません。まずは、自転車の防犯登録について簡単に説明します。

自転車の防犯登録とは、「自転車の安全利用の促進及び自転車等の駐車対策の総合的推進に関する法律」第12条3項により厳格に定められた自転車利用者の義務に関する法律です。防犯登録がされていれば、万が一、自転車が盗難されてしまっても、適切な手段を通じて回復(所有者に戻ってくること)することができます。

ちなみに、防犯登録された自転車情報は、居住地域の警察署のコンピュータで一元管理されます。盗難された自転車が捜索や地域住民の届出などで見つかった場合は、データベースの情報を参照することで、持ち主本人の所有権の事実確認を行います。

防犯登録の抹消手続きを行おう!

自転車を他者に譲る場合は、防犯登録の抹消手続きを都道府県の指示に従って確実に行うようにしてください。たとえば、埼玉県で自転車の防犯登録の抹消手続きを行う場合、手続きに必要な書類として下記のようなものが必要です。

※ 手続きに必要なもの
自転車本体
身分証明書
防犯登録カード(所有者控)

埼玉県の交番又は警察署の窓口、自転車防犯登録取扱所(自転車販売店)で抹消受付をしております。交番・警察署での受付は、登録者ご本人のお手続きに限ります。

一般社団法人埼玉県自動車防犯協会(登録方法・抹消・変更・譲渡について)
公式サイト:http://www.saijibou-3916.com/faq_cat/faq2/

「都道府県名+自転車防犯登録抹消」と検索すれば、居住区域に関する情報が表示されます。自転車防犯登録抹消手続きをするまでは、防犯登録情報は、抹消されません。また、第3者に自転車を引き継いだとしても、抹消申請されるまで前任者の防犯登録情報が自動的に書き変えられることはありませんので、注意が必要です。

自転車の譲渡者に迷惑をかけないために

自転車を処分したり、他人に譲る場合は、必ず譲渡前に防犯登録抹消手続きをしてください。前任者の防犯登録情報が残っていると、2重登録となってしまい譲渡先の新たな所有者が自転車の防犯登録抹消手続きができなくなります。

防犯登録カードをなくしてしまった方へ

自転車の防犯登録抹消手続きをする際、多くの場合、防犯登録カードを準備しなければいけません。自転車本体や身分証明書の準備は、まったく問題ないでしょう。しかし、「防犯登録カードをなくしてしまい手元にありません・・・。」という方が実に多いです。

防犯登録カードは、防犯登録時にもらえるカードなのですが、見当たらなければ、下記のもので代用してください。

  • 自転車購入時に本体に付属していた保証書
  • 自転車購入時にお店から受け取る領収書

上記のものが手元に残っていれば、防犯登録カードとして使用することができます。もし、これらのものも残っていなければ、自身の居住区域の警察署に相談してみましょう。ちなみに、すでに自転車の防犯登録の有効期限が切れている場合は、防犯登録抹消手続きをする必要はありません。

まとめ

自転車の処分方法について、ご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。自転車を処分する方法は、たくさんあります。どれだけ労力がかかっても、1円もお金を無駄にしたくない方は、自治体の粗大ゴミ回収サービスを利用した方が良いでしょう。

しかし、自転車と一緒にまとめて処分したいものがある方や引っ越しを予定しているためすぐに引き取りに来てもらいたい方は、不用品回収業者の回収サービスの利用をおすすめします。もし、自転車の状態が良ければ、その場で売却査定が受けられます。

まずは、現状の状態について、お問い合わせフォームからメールや電話でお気軽にご相談ください。

NO IMAGE:pagetop