劣化したウッドデッキを処分する方法と注意点を伝授!

ウッドデッキ

ウッドデッキは屋外設置で常に雨風や紫外線などにさらされています。定期的にメンテナンスをしていても、設置から約10年では劣化も目立ってくるといわれており、早ければ設置から約5年で劣化に気づかれる方も多いことでしょう。
ボロボロになってしまったウッドデッキを処分するには、いくつかの方法がありますが注意してほしいこともあります。こちらでは、ウッドデッキの処分を考えている方のために処分方法や注意点、おすすめの方法をご紹介しましょう。

ウッドデッキの素材はどんなものを使っている?

ウッドデッキは戸建住宅だけでなく、マンションのベランダや二階部分にも設置できるタイプもあります。素材は天然木と人工木材があり、それぞれ見た目だけでなく耐久性も異なります。

  • ウッドデッキの素材と特徴
天然木
  • ハードウッド
  • ソフトウッド
  • 非常に硬くプロ並みの工具でないと加工できない
  • 加工しやすくDIYで作りやすい
  • メンテナンスフリー
  • 1年~2年ごとにメンテナンス必須
人工木材 樹脂木 プラスチックと木粉を混ぜたものでシロアリや水に強い メンテナンスフリー

肌ざわりで選ぶなら天然木、耐久性とカラーバリエーションで選ぶなら人工木材を選ばれる方が多いでしょう。しかし、それぞれメンテナンスをしていても経年で必ず劣化します。

天然木なら木材ごみとしての処分が想定できますが人工木材は樹脂を使用しているので、通常の方法では処分できません。

ウッドデッキを処分せずに放置することで起こるトラブル

シロアリ被害に遭ったウッドデッキ
劣化したウッドデッキを放置して、ボロボロになってから処分しようと考えている方。確かにウッドデッキは木材でできているので、自然に還すという意味では放置したくなるお気持ちもわかります。
しかし、ウッドデッキの劣化原因によっては近隣の住宅にはもちろん、ご自身の住宅にまでトラブルが発生する可能性があるのです。

こちらでは、劣化した天然木のウッドデッキを処分せずに放置した場合、発生する可能性があるトラブルについてご説明しましょう。

塗装剥がれによる腐食

ウッドデッキに使用する木材の種類は様々ありますが、水分や乾燥に弱い木材を守るために塗装によって保護をしています。
しかし、ウッドデッキで洗濯物を干すなど日常で頻繁に使用していれば、経年で塗装も剥がれてきます。塗装が剥がれたところから雨水が染み込んで木材を腐食させてしまうのです。
腐食した箇所をすぐに修繕すれば、劣化を止めることはできますが、気づかずに使用し続けると腐食範囲はどんどん広がり続けます。また、雨天時に雨水を吸収した木材は膨張し、晴れると乾燥して収縮します。木材は乾燥にも弱いため、収縮するときにひび割れてしまうこともあるのです。
また、膨張・収縮を繰り返すことでウッドデッキ自体に歪みが生じ、倒壊の可能性もでてくるため大変危険です。

シロアリによる被害

ウッドデッキの木材はシロアリが好むため、適正なメンテナンスをせずに放置しているとあっという間に繁殖してしまいます。ウッドデッキは小さいものでも数畳分あるため、それだけの範囲にシロアリが繁殖してしまうと近隣の住宅にまでシロアリ被害が及ぶ可能性もあります。
もちろん、一番危険なのはご自身の住宅です。シロアリ被害は目視で確認できないことがほとんどで、住宅内部でどんどん繁殖していきます。市販のシロアリ駆除剤では繁殖スピードに追い付きません。そのため、劣化したウッドデッキは放置せずに早目に処分しましょう。

ウッドデッキを処分する方法とは

解体されたウッドデッキ
ウッドデッキを処分する方法として、身近なのは自治体の粗大ゴミ回収になります。しかし、自治体に収集してもらうにはご自身で解体し、収集しやすいように木材を切断するなど手間がかかるのです。処理施設へ直接搬入する方法もありますが、お車がなければむずかしいでしょう。
高い耐久性を持つ木材を使用したウッドデッキなら、中古でも欲しがる人はいらっしゃいます。劣化がなく状態がいい場合は、ご家族やご友人にゆずるのもおすすめです。
では、ウッドデッキを処分する方法をご紹介しましょう。

解体して自治体へ粗大ゴミ回収を依頼

ウッドデッキの処分を自治体へ依頼するには、各自治体が定める粗大ごみ回収のルールを一度チェックしておきましょう。
関東の自治体では、粗大ごみの定義として長さやサイズなどが指定されています。
指定されたサイズ内にウッドデッキを解体・切断することができれば自治体へ回収を依頼できるのです。

また、回収依頼後は収集日までに指定された場所に粗大ごみを出しておくのですが、指定サイズに解体・切断したからといってすべて収集はしてくれません。
多くの自治体では一回の申し込みで収集できる点数に上限があります。そのため、一回の収集で解体・切断済みのウッドデッキを収集してもらうことは不可能といえるでしょう。

さらに自治体の粗大ごみ回収では、「粗大ごみ処理券(シール)」を購入して貼り付けておくのがルールとなっています。
粗大ごみ処理券は収集してもらうための手数料になるため、貼り付けておかなければ申し込みをしても収集してもらえません。

一回で処分したいなら、お住まいの地域にある処理施設へ直接搬入することも可能です。粗大ごみ処理券の購入は不要なので、お車に解体・切断したウッドデッキを載せて運べるならおすすめの方法です。

小さく切断して燃やすごみに出せる

解体後、切断した木材が自治体の有料指定ごみ袋に入るなど、一定の基準を満たしていれば燃やすごみとして出すことも可能です。

状態のいいウッドデッキはリサイクル可能

劣化のないウッドデッキを処分するなら、捨ててしまうよりもオークションに出したり、リサイクルとして欲しい人に譲ったりしてもよいでしょう。

ウッドデッキは仕様によって価格帯は幅広く、耐久性の高い木材を使用しているものは高値になります。そのため、中古でもニーズの高い住宅設備なのです。ウッドデッキの処分を検討されているなら、ご家族やご友人に欲しい人はいないか聞いてみるのもおすすめです。

ウッドデッキを処分するときに注意してほしいこと

ウッドデッキを焼却処分するイメージ
解体したウッドデッキに残っている釘やねじが収集する作業員にけがを負わせてしまう可能性があります。
そのため、解体後に自治体に回収・処分を依頼しているなら、釘やねじを取り除くなどケガをしないような工夫が必要になります。

また、ウッドデッキは素材によって燃やすことができますが、燃やすときは違法行為にならないか確認も必要です。では、ウッドデッキを処分するときに知ってほしい注意点をくわしくご説明しましょう。

釘やねじは燃やさないごみ?

ウッドデッキの施工方法によっては、木材のみ組んで設置するタイプもあります。しかし、多くは組立てて設置する際に、釘やねじなどたくさんの金属パーツを使用しています。そのため、解体・切断して自治体に処分してもらうときは、木材に釘などが残っていないか確認しましょう。
残っている釘やねじで、収集する作業員がケガをしてしまう可能性があるのです。木材に打ち付けてある釘やねじを全て取り除かなくても収集可能としている自治体もありますので、お住まいの自治体ではどのような規定になっているのか、処分前に確認してみてください。

もし、釘やねじはそのままの状態でも処分可能となった場合でも、万が一に備えて突き出ている釘やねじ頭をハンマーで叩いてつぶしておくと、作業員も安全に収集ができます。

束石は自治体で処分できない

ウッドデッキを支えている束石の素材はレンガやブロックでできています。多くの自治体ではレンガやブロックはもちろん、コンクリートなどの収集はしていません。束石を処分したいときは、専門の業者を調べて、引き取ってもらいましょう。

庭で燃やしてはいけない

ウッドデッキを処分するために、自宅の庭先で燃やしてしまおうとお考えなら、違法行為となる可能性があるので注意が必要です。家庭で不用になったものを屋外で燃やして処分するのは基本的に禁止されています。

しかし、一部例外があり、燃やすことが認められているケースもあります。それは燃やす目的によって異なり、燃やすことが日常生活を送るうえで必要である場合です。

具体的にはストーブに薪としてくべるなど、あくまでも燃料として室内で燃やせば違法行為にはなりません。ただし、燃やすことによって有害ガスが発生する可能性が高い場合や煙が住宅周辺に及ぶ場合は、近隣への迷惑行為にあたるため控えたほうがいいでしょう。

ウッドデッキをそのまま処分!不用品回収業者を活用しよう!

ウッドデッキの処分は不用品回収業者へ
ウッドデッキを処分するのはすごく面倒…だからといって、欲しいという人も探せない…というなら、不用品回収業者へ依頼してみませんか。

不用品回収業者はウッドデッキのような大きな物でも、解体から回収まで一貫してお任せできます。解体の手間もかかりませんし、処分方法に悩むこともありません。さらに状態の良いウッドデッキなら、買取ってくれるかもしれないのです!

手間や時間をかけないでお得にウッドデッキを処分したい!そんなニーズに応えてくれる不用品回収業者についてくわしくご紹介しましょう。

適正な回収・処分ができる業者へ依頼

ウッドデッキの処分にお困りなら、一般廃棄物収集運搬業許可を持っている不用品回収業者へ依頼しましょう。この許可は自治体が定める厳正な基準を満たしていなければ取得できません。
適正な方法で回収・処理ができる業者の証明ですので、優良な不用品回収業者を選ぶ目安にしましょう。
もし、許可を持たない不用品回収業者にウッドデッキの処分を依頼するとどうなるのでしょうか。
業者なので回収はしてくれますが、高額な回収費用を請求してきたり、回収したウッドデッキを不法投棄したりする可能性があるのです。不法投棄は犯罪になるので無許可の業者は罰則が科せられますが、無許可だと知らずに依頼した人も同様に罰則が科せられてしまいます。
そのため、国も無許可の業者は利用しないように呼び掛けているのです。不用品回収業者にウッドデッキの回収・処分を依頼するときは、許可を持っているかしっかりと確認しましょう。ホームページなどで許可番号や許可を持っていることが確認できない場合、お電話で問い合わせるのもおすすめです。
優良な不用品回収業者は自信を持って許可番号を伝えてくれます。

買い取ってくれる?古物商許可とは

人工木でまだ使えるウッドデッキの場合、不用品回収業者によっては買い取ってくれる可能性もあるので依頼時に聞いてみましょう。

ただし、全ての不用品回収業者が買取りをしてくれるわけではありません。不用品の売買には「古物商許可」が必要です。しかし、古物商許可が必要な品目に該当しない物や、無償提供されたものを売るときは無許可でも営業できるのです。

警視庁HP【古物営業法の解説「古物とは(第2条第1項)」】

古物商許可は一般廃棄物収集運搬業許可とは異なり、自治体ではなく都道府県の公安委員会に警察署を通して許可申請を出します。申請には様々な書類が必要で、申請者についても厳しいルールが設けられており、簡単に取得することはできません。

取得をサポートする行政書士もいるくらいですので、古物商許可なく買取りサービスを提供している業者も存在します。ウッドデッキは古物商許可の古物には該当しません。そのため、古物商許可は気にしなくていいのでは?と思う方もいらっしゃるでしょう。

でも、古物商許可を持っている不用品回収業者に依頼するメリットがあるのです。次でご説明しましょう。

家の中にある全ての不用品を回収してもらえる

不用品回収業者にウッドデッキの回収・処分を依頼するなら、家にある不用品をまとめて回収してもらうのがおすすめです。大きなウッドデッキを積むトラックには、他の不用品も載せることができます。
大きなものを処分するわけですから、ウッドデッキだけでなく家具や家電なども一緒にお願いしてみましょう。

その際に、上記でお伝えした古物商許可を持っている不用品回収業者なら、ウッドデッキ以外の不用品で古物に該当する品物を査定してくれます。品物によっては想像以上の査定額がつく可能性もあるので、処分費用を大幅に抑えることができるのです。

解体から回収までの時間もプロのテクニックであっという間に終わるので、自分で解体して自治体へ回収依頼を出すよりも手軽にウッドデッキを処分できるのでおすすめです。

まとめ

ウッドデッキの処分を検討されているなら、自治体やリサイクルに出すよりも不用品回収業者に回収を依頼しましょう!

関東エリア内に特化して不用品回収をしているエコアールは、遺品整理やゴミ屋敷の清掃、お部屋の片付けもいたします。エリア内で回収トラックを巡回させていますので、ご依頼いただきましたら最短30分でお伺いすることが可能です。

軽トラックから2トントラックもご用意しておりますので、大きなウッドデッキの回収もエコアールにどうぞお任せください!「どこよりも安く!」をモットーに尽力するエコアールは、他社より1円でも高い見積もりなら相談が可能です。

ウッドデッキ単品から家中の不用品まで、エコアールにどうぞお任せください!お電話またはメールフォームでご依頼をお待ちしております。

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