炊飯器の買い替えのタイミングは何年が目安?業者の下取り・引取りサービスをプロが解説!
炊飯器は、日本人の主食であるお米を美味しく炊くために欠かせないもの。その炊飯器が古くなって買い替えを検討している方もいるでしょう。
「買い替えのタイミングはいつ頃なのか」「古い炊飯器は業者で引き取ってもらえるのか」などの点を気にしている方は多いかと思います。これらについて結論を書くと「タイミングは5~10年後」「業者での下取りも可能」となります。
この記事ではこれらの点も含め、炊飯器の買い替えに関する知識を幅広くまとめていきます。炊飯器の買い替えを検討している方には、きっと参考にしていただけるでしょう。
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炊飯器買い替えのタイミングは何年?
炊飯器の買い替えを考えるとき、最初に気になるのは「何年くらいが買い替えのタイミングなのか?」という点でしょう。ここでは、炊飯器の買い替えのタイミングについて、その年数を解説していきます。
本体の寿命は5~10年
まず、炊飯器全体(本体)の寿命は、5~10年とされます。最大で2倍の開きがあるわけですが、場合によってはもっと持つこともあります。
ブログなどで炊飯器買い替えの体験談を読んでいると「20年使った」という記事も見られます。実際、下のような条件を満たしていれば、20年使えることも多いでしょう。
- しっかりメンテナンスしていた
- 使用頻度が少なかった
- 急速・大量など、負担のかかる炊き方をしなかった
特に「外食やパン食が多く、あまり使わなかった」という場合は、20年持っても珍しくありません。このように個人差・個体差はあるものの、一般的には5~10年で異常が頻発するようになり、寿命を迎えるとされています。
(実際には修理すれば使えるのですが、買い替える方が安いレベルの不具合になります)
内釜の寿命は3~5年
炊飯器の中で一番劣化しやすいパーツは内釜。お米を入れる「いつもの釜」です。
- 炊飯の熱・水分を一番まともに受ける
- 洗米のときにお米との摩擦が加わる
このような2つの理由で、劣化しやすいわけです。多くの人が「炊飯器の寿命がきた」というときも、実際には「内釜が劣化しただけ」ということが多く、本来はまだまだ使えることが多いものです。
内釜だけ買い替えることもできる
実は、炊飯器は「内釜だけ」で売っています。それも、Amazonプライムなどで簡単に購入可能です(プライムなので最短翌日届きます)。
もちろん、全てのメーカーの全機種が対応しているわけではありません。たとえば「象印 炊飯器用内釜 B312-6B」などの型番が書かれ、釜だけで売られています。
値段は、上の「象印 炊飯器用内釜 B312-6B」の場合、3780円です。その他の製品では、高ければ1万円以上のものもあります。
内釜だけ買う方が安いか、新しい炊飯器を買う方が安いかはケースバイケースです。いずれにしても「両方の金額を比べてみる」ことは必須といえるでしょう。
国税庁の耐用年数は「8年」
正式なデータとしては、国税庁が定める炊飯器の耐用年数は「8年」です。正確にはこれは「炊飯器だけの耐用年数」ではなく「厨房機器の耐用年数」です。
つまり「事業用」を想定しているため、もっと負担の小さい一般家庭なら「10年」といえるかもしれません。実際、国税庁の耐用年数でも「旅館の部屋用」などの使用頻度の少ない炊飯器は「10年」となります。
(キッチン用家電ではあるものの「厨房に設置しているわけではない」ということで、年数が違うわけですね)
一般家庭は「旅館の部屋用」よりはよく使うといえます(旅館はオフシーズンなど、来客がほとんどない時もあるため)。
そう考えると、間をとって「9年」といえるかもしれません。いずれにしても本体の寿命の「5~10年」の範囲内といえます。
炊飯器の買い替え、目安になるサインはある?
炊飯器を買い替えるかどうか迷ったとき「何か目安になるサインはあるだろうか」という点が気になるでしょう。ここでは、そうした「買い替えの合図」となる状態を解説していきます。
コーティングが剥がれた
炊飯器を数年使っていると、フッ素樹脂のコーティングが剥がれる(ハゲる)ことがよくあります。これは一つの買い替えの目安です。
健康に害はない
まず重要なことを書いておくと、フッ素樹脂が剥がれても健康に害はありません。これは炊飯器や電気ポットの大手メーカー・タイガーが下のように書いています。
フッ素樹脂は万が一口の中に入っても吸収せず排出されますので、体には害はありません。ご安心ください。
また、フッ素加工がはがれていても、ご飯がこびりつかなければそのままお使いいただけます。
ご飯がこびりついて、お手入れがしにくくなったり、気になるようでしたら、内なべだけご購入いただけます。
Q.内なべのフッ素加工がはがれて、それを食べてしまったかもしれないのですが…(タイガー・公式サイトQ&A)
要約すると下記の通りです。
- 口の中に入っても排出される
- ご飯がこびりつかない限り、そのまま使える
- こびりつくようになったら、内鍋だけ購入もできる
要は、フッ素樹脂がはがれることのデメリットは「お手入れがしにくくなる」だけ、ということです。健康に害はないので安心してください。
それでも炊きにくい&掃除しにくいので交換すべき
上のように健康上の害はないのですが、下のようなデメリットがあるのは事実です。
- ご飯を炊きにくい
- 掃除をしにくい
- 見た目が悪い
特に最後の見た目については、たとえば人を呼んで料理をするときなど「絶対にNG」でしょう。人を呼ばずに家族だけで食事している場合も、やはり「あまり気分のいいものではない」かと思います。
そのため、コーティングが剥がれてきたら、内釜だけでも早めに交換すべきといえます。
変な匂いがする
正常に動作する炊飯器なら、毎回ごはんのいい匂いがするはずです。しかし、劣化してパーツなどに問題のある炊飯器の場合「妙な匂い」がすることがあります。
これがどのような匂いかはケースバイケースです。一例としては下のようなものがあります。
- ゴムを焼いたような匂い
- 鉄を焼いたような匂い
- お米などの有機物がこげたような匂い
ゴムや鉄を焼いたような匂いは、炊飯器の内部で何か異常が起きている可能性があります。有機物が焦げたような匂いは、単純に「内蓋やふちの部分を洗っていない」ことが原因の場合がよくあります。
内部をきれいに洗って確認する
これらの臭いが炊飯器の買い替えの目安になるかどうかは「洗って確かめる」ことが重要。内部をきれいに洗えば「臭いがしなくなる」ということがよくあります。
これは筆者も経験があるのですが、たとえば「毎日連続でおかゆを炊く」など、水分を相当に多めにしていた場合、内蓋やふちに、かなりの「米ぬか」が付着します。
- 炊飯中、ボコボコに泡立った米ぬかが、天井(内蓋)に着く
- それが蓋の縁にも浸透していく
- その状態で乾燥する
- 内蓋や縁に「米ぬかがついた状態」になる
このようにして「水分ではない有機物」が、蓋や縁に付着した状態になるのです。これを繰り返すと、そのうちこれらの米ぬかが「次の炊飯のときの水蒸気」によって垂れていき、釜の側面をつたって炊飯器の内部に行きます。
そして、熱を発生させている熱線のような部分に触れて「お米が焦げたような匂い」が発生するのです。この場合、釜や炊飯器の内部など、磨けるところをすべて磨けば解決します。
(もちろん、普通はこのような状態になる前に、内蓋などに付着した段階で毎回磨くべきなのですが…)
磨いても匂いが発生するなら交換
上のような磨く作業をしても匂いが発生するなら、炊飯器全体に何らかの異常があるといえます。一般人が炊飯器を分解して内部を確かめるなどの行為は危険なので、この場合は買い替えるべきでしょう。
「修理に出す」という選択肢もありますが、このレベルまで劣化した炊飯器なら、買い替える方が安いといえます。もう完全に元はとっているはずですから、浪費ということもないでしょう。
温度・水量センサーが異常
これは「炊きあがり」でわかります。「水分が多すぎる・少なすぎる」という状態がたびたび続く場合は、温度センサーか水量センサー(あるいは水温センサー)のいずれかが故障している可能性が高いわけです。
もちろん「自分が水量や炊き方を間違えただけ」ということもあるでしょう。このため「自分が失敗していない」と確信を持てる場合に限られます。
認知症の高齢者の方などでなければ、普通「何度も連続で間違える」ということはないためです。このため、3回など複数回連続して起こった場合は「センサーの故障の可能性が高い」と判断するべきでしょう。
修理で対応できるか
これはできますが、センサーだけの故障でも「修理より買い替えの方が安い」ことが多いもの。これはメーカーや製品によって、あるいは故障の状況によって千差万別であるため、一概にはいえません。
しかし、平均的には「買い替える方が安い」といえます。そのため、こうしたセンサー異常が発生したら、炊飯器の買い替えの目安といえるでしょう。
炊飯器が安い時期・買い時は何月?
「炊飯器を買い替えたいけど、一番安い時期に買いたい」と考える人も多いでしょう。
発売から3~4カ月後
どんな炊飯器でも、値段が一番高いのは「発売直後」です。理由は下のようにいえます。
- 新発売する以上「今までの炊飯器にない特徴」がある
- それを求めていたユーザーは、発売後に買う
- また、単純に「最新の製品」を買いたい人もいる
このように「その機能を求めていた」「最新の製品なら何でも良い」という2通りの客層によって、発売直後の炊飯器は買われるわけです。
数カ月経つとどうなるか
数カ月経過すると、下のように状況が変化します。
- 「その機能を待っていたユーザー」は、すでに一通り購入する
- 「最新の製品なら何でも良い」というユーザーは、もう買わなくなる
後者については「もう、別の製品が最新になっている」ためです。いわゆる「新しもの好き」のユーザーは、そちらを買うようになります。
こうした理由から、数カ月が経過した製品は「値下げするしかない」のです。
ヒット商品なら例外もあるが…
炊飯器でも何でも、毎年家電の「ヒット商品」はあります。そうしたものは、話題性もあって数カ月が経過しても売れ続けます。
そのため、値段が下がることはありません。このような商品では8カ月など長い期間が経過してから、ようやく値下がりするということもあります。
そうした例外はあるものの、一般的な商品なら「数カ月で値下がりする」と考えていいでしょう。
モデルチェンジ時期(9月頃)
モデルチェンジは、いわゆる「バージョンアップ」です。Windowsが7・8・10とバージョンを変えていったように、同じ系統の炊飯器でも毎年少しずつモデルチェンジをしていきます。
(必ず毎年するとは限りませんが、1年か2年を目安にモデルチェンジをしていくものです)
このモデルチェンジの時期が大体9月頃で、この時期には「古いモデル」が安くなります。
なぜ9月頃なのか
これは「2月~4月に、購入が集中するため」だと考えられます。4月から始まる新生活に向けて、大体2月頃から「新しく炊飯器を買う」人が増えるわけです。
そして、この時期は何もしなくても炊飯器が売れる時期といえます。そのため、この時期にモデルチェンジをするのは「もったいない」わけです。
では、これらの時期を避けていつモデルチェンジをするのかというと「ちょうど6ヶ月が経過して、1年の反対側に位置する9月頃」となります。
モデルチェンジの直後の5月~7月頃では、4月頃に買ってくれた人たちが「すぐに新しいのが出て、損した気分」になってしまうでしょう。逆に9月を過ぎて「10月~12月頃」となると、「もうすぐ、何もしなくても炊飯器が売れるシーズンだから、モデルチェンジをするのはもったいない」となるのです。
このような理由から、ちょうど中間点にあたる9月頃が、モデルチェンジの時期になります。この時期が買い替えのチャンスの一つといえるでしょう。
セール時期(年末年始・GWなど)
これは炊飯器に限らず、あるいは家電製品に限らず何でも共通する買い時です。セールはそれぞれの店舗で臨時に行っていますが、年末年始ン・ゴールデンウィーク・クリスマスなどは、毎年「開催がわかっている」セールです。
この時期に買うのもいいでしょうが、こうした時期は「モデルチェンジ」などと比べると、それほど値段が下がらないものです。モデルチェンジ時期の「旧式」などは、明らかな売れ残りです。そのため、値下げしてでも売る必要があります。
これに対して、年末年始などのセールは「まだ売れ残ったわけではない」のです。このため、新しいモデルなどはそれほど安くなっていません(本来もっと安い古いモデルを「値下げ!」と謳って売っている可能性はあります)。
このような理由から、買い時を狙うのであればセールより難易度が高い(知識が必要である)モデルチェンジ時期などを狙うのがいいといえます。
炊飯器の引き取りを業者に依頼する場合
炊飯器の買い替えでなく、単純に「ゴミとしての引き取り」を依頼する場合はどうすべきか―。ここでは、それを「業者」に依頼する場合のポイントを解説していきます。
家電販売店…地域の粗大ごみ・不燃ごみの方がいい
大手のチェーン店から、地域の個人店まで、家電の販売店に回収を依頼する選択肢もあります。しかし、結論をいうとこれはおすすめできません。
自治体の粗大ごみ・不燃ごみなら数百円で終わる
理由は「家電店に依頼するまでもない」ためです。多くの自治体で、炊飯器は「粗大ごみ・不燃ごみ」のいずれかで回収しています。
実際に関東エリアの自治体がどのようなルールで回収しているかは、下の段落で解説しています。他の都道府県・市区町村でもおおむねこれらの自治体と同じルールになるため、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
(なお、自治体のゴミ回収にはデメリットもあります。デメリットについては下の記事で詳しく解説しています)
リサイクルショップ…買取価格はほぼつかない
「炊飯器をリサイクルショップに売って現金化する」ことを考えている方もいるでしょう。これは、一部の高級な炊飯器でない限り、難しいといえます。
1万円以下の炊飯器は、基本的に買取価格がつかない「ゼロ円査定」になると思ってください。値段がついても500円などで「持っていく時間の時給・ガソリン代」などの方が断然高くなります。
高級な炊飯器なら例外
例外的に、1台6万円程度するIHジャー炊飯器などの高級品であれば、数千円などの値段がつくこともあります。しかし、あくまで数千円です。
また、そもそも年式が新しいことが必要です。IH式炊飯器は1年型落ちするだけでも大幅に価値が落ちるため、5年以上経過しているものだと、やはり査定は厳しくなります。
このように、リサイクルショップに売るのは「基本的に難しい」と考えてください。
不用品回収業者…他のものと一緒に依頼する
不用品回収業者の場合、炊飯器1つで依頼するのは損だといえます。正規の不用品回収業者の場合、最低の回収料金はどうしても9000円前後となるため、炊飯器1台では「割に合わない」のです。
そのため、依頼するなら「炊飯器以外のものも一緒に引き取ってもらう」のがベストです。たとえば弊社エコアールなら、8800円のショートパックというプランで、1平方メートルの荷物をお引取りしています。
このサイズなら、炊飯器だけでなく布団・机なども引き取り可能です。布団なら、古くなった客用布団など「もう要らないもの」が押入れの奥で眠っていることが多いため「ついでのご依頼」をしていただきやすいでしょう。
街中を回っている廃品回収車には注意
逆に利用すべきでない不用品回収業者は、街中をアナウンスしながら回っている「巡回型」のもの。こうした業者の中には、もちろん良心的に運営されているところも多くあります。
しかし、中には下のようなトラブルを起こす業者も多く存在するのが実情です。
- 回収したゴミを不法投棄する
- 「何でも無料」と言っていたのに、法外な料金を請求する
- 家の間取りなどを調べて、窃盗団に情報を売る
- 情報を売るのでなく、むしろ自らが空き巣に入る
非常に物騒な内容ですが、実際にこのようなトラブルを起こす業者が多いのです。このため、どの自治体でも巡回型の業者に関しては、地域住民に注意を呼びかけています。
このように少々危険な存在であるため、スピーカーで宣伝をしながら回っている廃品回収車には、炊飯器でもその他の家具・家電でも、回収を依頼しないようにしてください。
(こうした廃品回収車の危険性については、下の記事でも詳しく解説しています)
ブログの炊飯器買い替え記事から学べること
炊飯器を買い替えるとき「ブロガーさんの体験談を参考にしたい」という方は多いでしょう。ここでは、ブログの炊飯器買い替えについての記事から、主に学べる内容を簡単にまとめます。
5000円程度でも数万円でもあまり違いはない
これは個人差がありましたが「正直に書いている」と感じられるブログの場合、「高級な炊飯器でも差がない」という結論でした。それも新しい安物を買ったわけではなく、10年以上使っているような安い炊飯器(5000円程度)と、2万5000円の炊飯器を比較した結果です。
実際、ご飯の美味しさは炊飯器よりも下の諸条件で決まります。
- お米の品質
- 洗い方(非常に重要)
- 炊き方(水量の間違いなどがないか)
- おかずの美味しさ
- そのときの体調
- テーブル・ダイニングの綺麗さ
- 一緒に食事する人とのコミュニケーション
「これらによって美味しさが決まる」ということに、異論を唱える人はほとんどいないでしょう。5000円の炊飯器と数万円の炊飯器でおいしさに違いがあったとしても、上位の諸条件を比較すると、数%程度の微々たる違いだといえます。
特に圧倒的に大きいのは「一緒に食べる人とのコミュニケーション」でしょう。これが「夫婦喧嘩中」だと想像したら、その大きさを胃が痛くなるほど実感できるのではないかと思います。
このような理由から、炊飯器を買い替える際もあまり高級なものを買おうとせず「他の全項目で、問題がないことを目指す」方がいいといえます。一緒に食べる人と仲良くし、健康を大事にし、虫歯にならず、部屋を綺麗にし、料理をしっかりするのがベストということです。
パンやパンケーキを焼くなら別
炊飯器の「パン焼き機能」は、登場して久しい機能になりました。そして、近年はそれを超えて「パンケーキ機能」まで付いているものがあります。
このような機能もある炊飯器に買い換えるのであれば、当然機種によって大きな違いが出ます。パン焼き機能はまだ発展途上であり、買手の側も求めるレベルがさまざまです。
そのため、炊飯器の側も製品によってレベル・使える機能などが大きく異なるわけです。そのため、これらの機能が付いた炊飯器に買い替えるのであれば、特にブロガーさんの口コミを参考にすべきでしょう。
処分・下取りについての体験談はある?
これは特にありません。炊飯器の処分は普通の家電製品と違い、非常に簡単だからです。後の段落で説明しますが、さいたま市や千葉市などは「普通の不燃ごみ」で捨てることができます。
このため、捨てるときの奮闘ぶりを書いたブログ記事などはありません。ただ、例外として「無料回収をうたう業者を家に上げたらトラブルになった」という体験談は見られました。
こうした違法な不用品回収業者については、下の記事でも見分け方・手口などを解説しているので、参考にしていただけたらと思います。
【店舗別】炊飯器買い替えでの下取りサービス
炊飯器を買い替えるとき「新品の炊飯器を買う店舗で、下取りをしてくれるのではないか?」と、多くの人が考えるでしょう。実際、多くの量販店やメーカーがこうした下取りに対応しています。
ここでは、特に下取りサービスが充実している3つの大手家電量販店の下取り条件などを解説します。
ヤマダ電機…最大2000円の買取りキャンペーン
ヤマダ電機は、無料下取りを超えて「最大2000円で買い取ってくれる」というキャンペーンを展開しています。期間限定のキャンペーンなので、常に開催されているわけではありません。しかし、定期的に開催されているため「ヤマダ電機ならそのようなチャンスもある」と理解していいでしょう。
買取り対象メーカー
買い取りの対象となるメーカーは右の通りです。「象印・タイガー・パナソニック・日立・東芝・三菱・シャープ」。
要は「大手の炊飯器ならすべて対象」といえます。ほとんどの家庭・個人ではこれらの炊飯器を使っているはずなので「一般的な炊飯器ならすべて買取可能」と考えていいでしょう。
「まだ動作する」ことが条件
買い取りの条件として「動作品」というものがあります。つまり「まだ使える炊飯器のみ」ということです。このため、下のような炊飯器は買い取りの対象外となります。
- 本体に破損やサビがある
- 変色や色あせがある
- 電源コードがない
- 付属品がない
いずれも一般的に考えて欠陥といえるものですが、こうした欠陥がある場合は買取不可ということです。
色あせはどこまでいい?
これは唯一気になる部分でしょう。おそらく「直射日光での日焼けによる変色」はNGだといえます。基本的に暗い場所で使っていた炊飯器はそれほど変色しないはずなので「見た目で変色したかどうかわからなければOK」と考えていいでしょう。
※参考…ヤマダ電機「家電買取キャンペーン」
https://www.yamada-denki.jp/service/kaden_kaitori/small.html
ビックカメラ…1万5000円以上で無料
ビックカメラは、15000円以上の買い物をすると、配送時に無料で下取りをしてもらえます。条件は下記の通りです。
- 動作しなくてもOK
- 購入した商品と同じアイテム
つまり、炊飯器を下取りしてもらいたいなら、ビックカメラで炊飯器を買う必要があるということです。基本的には「炊飯器だけで1万5000円」という条件ですが、「店舗限定」のサービスのため、店舗によっては「合計金額でもOK」となる可能性があります。
サービス自体がそもそも「店舗限定」のものなので、上記のルールも含めて、購入前に必ず販売員の方に確認するようにしてください。何はともあれ、1万5000円という少し高めの炊飯器を購入すれば、ビックカメラでは無料下取りをしてくれるということです。
ノジマ…配送時に1500円で引き取り
ノジマのネット通販である「ノジマオンライン」も、炊飯器の下取りに対応しています。わざわざ「炊飯器下取り」という専門のページまで用意されている便利さです。
※参考…【炊飯器】商品到着後、下取り品に伝票をつけて配送業者へ引き渡すだけ(ノジマ)
https://online.nojima.co.jp/commodity/1/8000000045218/
「下取りサービス」も、クレジットカードなどで「購入」する
ノジマの下取りサービスの面白いところは「これ自体も商品」ということです。つまり「炊飯器下取り」という商品が、ノジマの公式ページで「普通に売られている」のです。
このため、ノジマで炊飯器を買い替えて、下取りしてもらいたいときは下のようにします。
- まず炊飯器をノジマで買う
- 次に「炊飯器下取り」のサービスも買う(1500円)
- 炊飯器の到着を待つ
- 到着したら、伝票を貼り付けて配送員の人に渡す
わかりやすくいえば、自治体の粗大ごみシールと同じです。自治体ではあのシールを300円~500円ほどで買いますが、同じようにノジマも1500円で、下取り用の「伝票を買う」ということです。
下取りサービスの購入方法は、何でもあり
この下取りサービスは「ノジマの商品」なので、普通の家電製品と同様、あらゆる支払方法が選べます(ノジマ自体がもともと、あらゆる支払方法を使えるため)。
- 各種クレジットカード
- コンビニ払い
- 銀行振込
- au wallet
- 代金引換
- d払い(dポイント)
このようにあらゆる支払方法で「パソコン・スマホを使ってワンタッチ」で申し込みできます。下取りの便利さについては「ノジマがナンバーワン」といってもいいでしょう。
(ただし、有料で買い取ってくれるヤマダ電機、無料のビックカメラの方がコストパフォーマンスは断然いいといえます)
炊飯器の捨て方・処分方法は?自治体ごとのルール
炊飯器の買い替えにともなって「古い炊飯器をどう捨てたらいいか」と悩むこともあるでしょう。ここでは、さいたま市・横浜市・千葉市を例にあげて、自治体での炊飯器の処分方法を解説します。
さいたま市…もえないゴミ
画像引用元:もえないごみの出し方(さいたま市公式サイト)
埼玉県さいたま市では、炊飯器は「もえないゴミ」になります。炊飯器以外でも、さいたま市では下のような家電製品が「もえないゴミ」となります。
- 電子レンジ
- ラジオ
- 掃除機
- 食器乾燥機
「意外と多く回収される」と思った人が多いでしょう。基本的に、さいたま市のような都市部では、こうした小型家電製品は「不燃ごみ」で十分に回収してもらえます。
サイズ制限に注意
注意点はサイズ制限で、さいたま市の場合「最大辺が90cm以上では回収不可」となります。この場合は、粗大ごみか、家電リサイクル法に従って処分することになります。
(家電リサイクル法については下の記事をご覧ください)
横浜市…燃やすごみ・金属ごみ・粗大ごみ
横浜市では、炊飯器の捨て方のルールがかなり細かくなっています。
内釜 | 小さな金属類 |
---|---|
本体(プラスチック) | 燃やすゴミ |
本体(金属製) | 小さな金属類 |
本体(30cm以上) | 粗大ごみ |
このように「小さな金属類・燃やすゴミ・粗大ごみ」の3種類に分かれています。実際、炊飯器と一口にいっても「本体のプラスチックと、内釜の金属はまったく別の素材」です。
ごみ分別のルールを徹底するのであれば、本来このようにするのが正しいといえるでしょう(ただ、分別を厳しくするのが必ずしも正しいとは限らないという専門家の主張もあります。あくまで分別するならこのやり方が正しい、ということです)。
※参考…横浜市資源循環局「分別検索」の「炊飯器」
https://cgi.city.yokohama.lg.jp/shigen/bunbetsu/search2.html?txt=%90%86%94%D1%8A%ED&lang=ja
千葉市…不燃ごみ
千葉市のルールはシンプルで「不燃ごみ」というだけです。千葉市の「10リットル・20リットル不燃ごみ指定袋」のいずれかに入るサイズであれば、普通のごみと同様に回収されます。
この不燃ごみの回収は月2回なので、チャンスはそれほど多くありません。しかし、費用も数百円しかかからず、捨て方としては非常に簡単です。
※参考…不燃ごみ・有害ごみの分け方・出し方(千葉市)
https://www.city.chiba.jp/kankyo/junkan/shushugyomu/hunengomi.html
まとめ
炊飯器を買い替えるとき、その捨て方に困る方は少ないでしょう。しかし、炊飯器以外にも「ついでにいろいろ捨てたい」ということはあるかと思います。
そのようなときは、ぜひ弊社のような不用品回収業者にご相談いただければと思います。弊社エコアールでは、8800円からのショートパックなど、少量の不用品を低料金で回収できるプランを多く設けております。
自治体のゴミ回収のように「月2回」などと回数が少ないこともありません。最短で即日回収にお伺いできます。
回収できる日時・費用など、お尋ねになりたいことは何でもお気軽にご質問ください。炊飯器だけでなく、あらゆる不用品の処分で皆様のお役に立てればと願っております。