ゴミ回収業者での粗大ゴミ回収は単品でもOK?まとめた方がお得?
「ゴミ回収業者に粗大ゴミの回収をお願いしたいけど、一つだけでも回収してくれるんだろうか?」「パック料金があるってよく聞くけど、まとめてたくさん処分した方が単品よりもお得に処分できるの?」という疑問をお持ちではありませんか?
初めて粗大ゴミの処分をするとなると、色々とわからないことが出てきますよね。
結論からいうと基本的に1品から回収は可能なところが多く、まとめて〇〇円の業者の方が、断然お得に不用品を処分することができます。
なぜまとめた方がおとくなのか、また品物によって回収にかかる相場についてゴミ回収業者として働いている私の視点から解説させていただきます。
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不用品(粗大ゴミ)回収は単品でも可能!ただし、まとめた方がお得
まず結論からお伝えします。ゴミ回収業者には、単品でも回収を依頼することは可能です。ソファ1脚、冷蔵庫1台、網戸1枚など、自分で持ち運ぶのは大変なものも、ゴミ回収業者に依頼をすれば粗大ゴミ一つから簡単に回収してくれます。
ただし、お得に粗大ゴミを処分すると考えたときには、まとめて粗大ゴミの処分を依頼した方がお得です。処分にかかる費用は、単品であれば、粗大ゴミそれぞれに一つでいくらという金額が設定されています。一方、まとめて処分する際には、トラック1台いくら、というように、粗大ゴミの処分料金にかかわらず、粗大ゴミの量で金額が決まります。
粗大ゴミを処分するときには、処分するのを忘れていたものや処分するのを後回しにしていたものも一緒に処分してしまいましょう。
ゴミ回収業者に粗大ゴミの回収を依頼したらいくらかかるか
では、実際にゴミ回収業者に粗大ゴミの回収を依頼した場合、どれくらいの金額がかかるのでしょうか。単品で処分の依頼をした場合と、いくつかをまとめて依頼した場合の金額を確認していきましょう。
粗大ゴミの単品での回収料金は様々
粗大ゴミ単品での回収料金はものによって全然違います。冷蔵庫は何円、タンスは何円と、品目やサイズによる金額設定です。安いものは300円程度から、高いものだと10,000円から20,000円ほどかかるものもあります。さらに、単品で回収を依頼する場合には、基本料金として出張料金などが別で必要になるケースが多いです。
よくある価格設定の例をご紹介します。
タンス(幅90cm以下) | 3000円 |
---|---|
タンス(幅90cm以上) | 4000円 |
ダイニングテーブル(幅 60cm以内) | 2000円 |
ダイニングテーブル(幅 120cm以内) | 5000円 |
カーテン1枚 | 300円 |
足つきマットレス(シングル) | 4000円 |
冷蔵庫(200L以下) | 3000円(別途リサイクル費が必要な場合あり) |
冷蔵庫(400L以下) | 10000円 |
液晶テレビ | 2000円〜(別途リサイクル費が必要な場合あり) |
このように、タンスやテーブルなどはサイズによって費用が変わってきます。また、家電製品についてはリサイクル費用がさらに必要です。つまり、単品でゴミ回収業者に依頼をした場合の粗大ゴミ回収金額は下記のようになります。
基本料金+処分費用(+リサイクル費)=粗大ゴミ回収金額
大量の粗大ゴミがある場合はおまとめパックがおすすめ
このように、タンスやテーブルなど、それなりの大きさがあるものは処分費用も数千円かかります。さらに出張費などの基本料金がかかると、実際にかかる費用はさらに多くなります。でも、大きなものは自分で搬出して処分するのは大変ですよね。
そこで活用していただきたいのがおまとめパックです。粗大ゴミをまとめて処分できる定額制のパックであれば、軽トラック1台分でいくら、1トントラックでいくらと、処分費用が定額になっています。安いパックは金額が1万円程度に設定されているので、物によっては粗大ゴミを二つ以上捨てるなら、まとめて定額パックにした方が安くお得に粗大ゴミを処分することが可能です。
弊社エコアールであれば、以下のような料金体系になっています。
ショートパック | 1?(100cm×100cm)まで 8800円〜 |
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軽トラパック | 1R程度(軽トラック1台分程度) 25000円〜 |
1トン平ボディーパック | 1R程度+α(3.5立米)まで 45000円〜 |
2トン平ボディーパック | 1DK程度(5立米)まで 75000円〜 |
2トンボックスパック | 8立米まで 85000円〜 |
一番安いパックは1万円以下というお得な金額設定に。もちろん、定額パックなので、基本料金や出張費用はもちろんのこと、1名の作業員追加料金まで含まれた金額です。様々なものが回収対象ですので、ついでにこんなものも処分したいなと思うものがあれば、お気軽にご連絡いただければお答えさせていただきます。せっかくの機会に、他の不用品も一緒に処分するのがお得でおすすめです。
自治体での粗大ゴミ回収はいくらかかるか
粗大ゴミの回収といえば、自治体も忘れてはいけないところです。粗大ゴミといえども、大きいものから小さいものまで様々。直径30cm以上の鍋やフライパンは粗大ゴミになりますが、その程度なら自分で搬出するのも難しくはありません。そこで、自治体での粗大ゴミの処分費用について、いくつかご紹介しておきます。
自治体の粗大ゴミ回収料金例
自分で搬出可能な粗大ゴミの自治体での処分費用は以下の通りです。
東京都23区の場合
アイロン台 | 400円 |
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額縁 | 400円 |
ぬいぐるみ | 400円 |
机 | 1200円 |
プリンター | 1200円 |
千葉県千葉市の場合
アイロン台 | 370円 |
---|---|
額縁 | 370円 |
ぬいぐるみ | 370円 |
机 | 750円 |
プリンター | 370円 |
埼玉県さいたま市の場合
粗大ゴミ (最大の一辺または 直径が 90cm以上2m未満) |
540円 |
---|
神奈川県横浜市の場合
アイロン台 | 200円 |
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額縁 | 200円 |
ぬいぐるみ | 200円 |
机 | 1000円 |
プリンター | 200円 |
以上のように、自治体によって金額はバラバラ。さらに品目によっても金額が違うのが一般的です。もちろん、回収できる品目は上記以外にもたくさんありますが、小さなものは数百円、机などのように少し大きくなると、1000円前後から1000円を超えるものもたくさんあります。
ゴミ回収業者でも机は数千円程度。上記で例に挙げたものであれば、小さいものは2000円で回収可能ですのです。処分する物によっては、自治体とゴミ回収業者を比べたときに自治体が特別安いわけではありません。搬出作業を自分で負担していることを考えると、小さな粗大ゴミを少量処分するのが自治体のお得な使い方です。
自治体はおまとめ料金がなく制限も多い
ゴミ回収業者では粗大ゴミをまとめて処分するとお得になりました。では、自治体では同様のおまとめパックのようなものはあるでしょうか。その答えは「No」です。自治体には定額制度はありませんので、粗大ゴミを出せば出すほど処分費用が高くなります。
さらに、自治体によっては一度に出せる粗大ゴミの数に制限がかけられています。
東京23区 | インターネット申し込みは10個まで |
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千葉県千葉市 | 10個まで |
埼玉県さいたま市 | 4個まで |
神奈川県横浜市 | 特に制限なし(実際には口頭で制限をかけられることもあり) |
まとめても安くならないどころか、一気たくさん出すことが不可能です。しかも一度に出せる個数ということは、回収依頼をしたものが回収されるまでは次の粗大ゴミは出せません。自治体の粗大ゴミ回収は月に数回で、日時も自治体の指示するタイミングになります。実際には、自治体で月に数回の粗大ゴミ回収を申し込むことはかなり難しいです。
こんなときはゴミ回収業者に粗大ゴミの回収を依頼しよう
以上のことから、ゴミ回収業者を使った方がお得な場合と自治体で処分した方がお得な場合、不用品をまとめて処分するとどれくらいお得になるかがわかったのではないでしょうか。意外と自治体を有効に使えるケースは限られています。ゴミ回収業者に粗大ゴミ回収を依頼した方がいいケースについて解説いたします。
たくさんの粗大ゴミがあるとき
これまでお伝えしてきたように、いくつかの粗大ゴミがある場合には、ゴミ回収業者に依頼することで簡単にお得に粗大ゴミを処分することができます。処分するものがたくさんあるほど処分の手間と費用が増えそうですが、ゴミ回収業者であれば手間は全く増えません。さらに、定額パックの範囲内であれば、粗大ゴミの数が増えても費用は変わりません。
自治体で処分する場合、
- それぞれの粗大ゴミの処分費用を確認
- 粗大ゴミの数に応じて処分費用が高くなる
- 一つずつ自分で搬出
かなりの手間がかかります。
費用の面からも、手間の面からも、粗大ゴミがたくさんある場合にはゴミ回収業者を使うことがお得です。
家電リサイクル法の対象品があるとき
家電リサイクル法の対象品とは「冷蔵庫・エアコン・洗濯機・テレビ」の4品目です。どこの家庭にでもあるものですが、処分する際には少し注意が必要になります。それは、自治体では家電リサイクル法の対象品を回収してくれないケースが多いということです。
家電量販店などに依頼をしても、条件によっては回収を断られることもあります。また、費用についても、リサイクル費用と収集運搬費が必要です。事前にリサイクル券を用意しないといけないこともあるので、手間もかかります。
ですので、家電リサイクル法対象品目を処分したいときには、手間のかからないゴミ回収業者を使うのが便利です。対象4品目は処分費用が数千円程度かかりますので、溜まっていた粗大ゴミを少しでも一緒に処分すれば、単品で処分するより簡単にお得になります。
搬出するのが大変な粗大ゴミがあるとき
ゴミ回収業者のメリットの一つがプロが搬出をおこなってくれること。タンスやダイニングテーブル、本棚など、大きくて重たいものは自分で搬出するのは困難です。さらに、自治体で処分しても費用は1000円以上。比較的小型なものでも、それなりに費用はかかります。
無理して大型の粗大ゴミを自分で処分しようとすると
- 家具や壁紙など、内装へのダメージ
- ぎっくり腰など、体へのダメージ
など、補修費や治療費で逆に高くつくことも。
特に、体へのダメージが大きく、会社を休まないといけなくなったりすれば、治療費だけではなく、会社を休むことで給料がダウンしたり、会社の人へ迷惑をかけることにもなります。
「頑張れば自分で持ち運べる」と思う程度のものは、思い切ってゴミ回収業者に処分を依頼した方が安全です。頑張りすぎは禁物。何かあってからでは遅いです。
急いで回収してほしいとき
ゴミ回収業者のメリットとして、回収がスピーディーなことが挙げられます。自治体で粗大ゴミを処分するには、回収日時がかなり制限されてしまうのがデメリットです。急いで処分したいのに、処分できるのは1週間後なんてことも。
引越しやお部屋の大規模な断捨離をしたときなど、ずっと部屋に粗大ゴミを置いたままにしておけない場合には、ゴミ回収業者へ回収を依頼するのがおすすめです。ゴミ回収業者なら最短で当日に回収してくれることもあります。また、仕事が終わって帰宅した後など、夜間帯の回収にも応じてくれます。
- とにかく急いで処分したい、でも仕事が終わって帰宅するのはいつも21時
- 土日などの休日なら家にいられる
- たまたま今日は時間が取れることになったから、今日のうちに回収してほしい
そんなときでも、ゴミ回収業者は要望に応じて対応してくれるので便利で安心です。
まとめ
金額だけの話をすれば、ゴミ回収業者へ粗大ゴミの処分を依頼するなら、単品よりもまとめて依頼した方がお得です。では、単品だったらゴミ回収業者へ依頼すると損なのか、といえばそんなことはありません。
自治体で回収してもらうには不便なこともあり、対応してもらえないものもある。そういった自治体で対応できないことも、ゴミ回収業者なら対応してくれるので、単品でもお得に粗大ゴミを処分することができます。
また、捨てようと思って置いたままになっているものが意外とあるものです。せっかくゴミ回収業者へ粗大ゴミの処分を依頼するなら、ついでに他にも処分したいと思って忘れていたものがないか探してみましょう。自宅が綺麗にすっきりとなり、処分費用も安く抑えられ、お得なことがいっぱいです。
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