洗濯機の買い替え・3つのポイント!準備・掃除・下取りのルールをプロが解説!

人間が生きていく上で欠かせない衣食住。その「衣」を支える重要な家電が「洗濯機」です。

その洗濯機が不調をきたすと、日常生活全体にも支障が出るもの。そのため、洗濯機の不調や引っ越しなどを機に「洗濯機の買い替え」を検討する方も多いでしょう。

  • 買い替えるとき、古い洗濯機はどうすればいいのか
  • 新しい洗濯機を買う店舗で引き取ってもらえるのか
  • 買い替えるときの掃除や準備は、何が必要なのか

上記のような疑問が、買い替えの前に浮かぶことが多いでしょう。この記事ではこれらの疑問に答えつつ、洗濯機の買い替え全般に関する情報をまとめていきます。これから洗濯機を買い替える予定の方には、きっと参考にしていただけるでしょう。

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洗濯機を買い替えるときの3つのポイント~準備は何が必要?~

洗濯機を買い替えるとき「どんな準備をすればいいのか」と迷うことは多いでしょう。ここでは、洗濯機の買い替えで事前にしておくべき準備の内容をまとめます。

設置場所の確認

洗面所と洗濯機

最重要なのはこの作業です。新しく買い替える洗濯機が、その場所に置けなかったら意味がないためです。

一番の違いは、タテ型かドラム式か

まず、洗濯機のサイズをもっとも大きく左右するのが「タテ型か、ドラム式か」という違いです。両者の違いをカンタンにまとめると、下のようになります。

  • タテ型…普通の洗濯機
  • ドラム式…コインランドリーで見るもの

基本的に、ドラム式の方がサイズが大きくなります。「最大○○kg」という容量が同じでも、こうした洗濯方式が違うことで、サイズが大きく変わるということです。

2つ目の違いがサイズ

「タテ型・ドラム式」の次に重要なのはサイズです。ある意味、タテ型・ドラム式も「サイズの問題」といえます。サイズをもっとも左右するのがこうした「種類」であるため、この2つの違いを最初に説明しました。

サイズについては、4.0kg~9.0kgの間で、おおよそ1kg刻みで変化します。一人暮らしなら4kg、3人家族なら6kgといった具合です。

基本的に、こうした容量と縦横・奥行きのサイズは比例します。しかし、中には下のようなパターンもあります。

  • 縦横・奥行きは小さいけど、大容量
  • 縦横・奥行きが大きいのに、小容量

前者は設計が工夫されている分、値段が高くなります。後者は海外製など、安い洗濯機に多く見られます。

このようなパターンもあるので、最終的には容量ではなく、縦横・奥行きのサイズで設置できるか確認するという基本を重視してください。たとえば「前の洗濯機が4kgだったから、次も4kgなら大丈夫」という風に、容量だけでは考えないということです。

水抜き(給排水ホース&本体)

水道栓を締める

洗濯機は、ホースの中に水が溜まっています。これを抜く作業が「水抜き」ですが、手順を大別すると、下の3ステップになります。

  1. 「給水ホース」の中の水をゼロにする
  2. 「洗濯機」の中の水をゼロにする
  3. 「排水ホース」の中の水をゼロにする

要は、全部「水をゼロにする」作業です。そして、ゼロにする順番が下の通りとなります。

  1. 給水ホース
  2. 洗濯機
  3. 排水ホース

これは、もともと洗濯機に「水が入って来る順番」です。「給水される→洗濯機の中に水がたまる→排水される」という流れです。その順番で、水をゼロにする作業も行うといえます。

なぜこの順番なのか

まず、給水ホースの中に少し水があります。これが「一番上」にあるので、最初にこれをゼロにします。

洗濯機は「スタートすると給水が始まる」ものです。そのため、下のような手順で「給水ホースの中の水をゼロに」できます。

  1. 給水ホースとつながる水道栓を閉じる(元栓)
  2. その状態で、洗濯機をスタートさせる

通常なら、元栓は開いています。そのため、「ジャー」という音とともに、給水が始まるのです。

しかし、この場合は「元栓が閉まっている」ため、給水ができません。「給水ホースの中にある水だけを、搾り取るように洗濯機に送り込む」わけです。

これにより、給水ホースの中の水をゼロにできます。ゼロになったら給水ホースを外し、次は「洗濯機本体」に移ります。

「洗濯機の中」の水をゼロにするため「脱水」する

洗濯機の掃除

洗濯機本体は「脱水」することで水がゼロになります。もちろん、洗濯物は何も入れずに「空の状態で脱水」をします。

脱水する水分はほとんどないのですが、わずかに残っている水分をこれによって放出できるのです。そして、放出した後も洗濯槽の中にわずかな水分が残っているため、これを雑巾などで拭き取ります。

「排水ホース」の水分をゼロにするため、傾ける

最後は「排水ホース」です。本体で脱水した水は、この排水ホースを通って排水口に送られます。その途中で、排水ホースの中に水が残っているわけです。

これをゼロにする手順は下記の通りです。

  1. 排水ホースを排水口から外す
  2. 洗濯機本体を傾ける

排水口から外すのは「水が出ているのを確かめる」ためです。また、ホースの動きが自由になるので、その点でも水を追い出しやすいといえます。

洗濯機本体を傾けるのは「その傾きによって水が出ていく」ためです。傾けすぎると危険なので、ほどほどでかまいません。

手順をすべてまとめると?

ここまで書いた水抜きの手順を、すべてまとめると下のようになります。

  1. 洗濯機を空にする
  2. 水道栓を閉じる
  3. スタートボタンを押す
  4. しばらくしたら電源を切る
  5. 給水ホースを外す
  6. 再度電源を入れる
  7. 脱水ボタンを押す(一番短い時間)
  8. 脱水完了後、洗濯槽の中の水分をタオルで拭く
  9. 排水ホースを、排水口から外す
  10. 本体を傾けて、排水ホースの中の水を抜く

まとめて書くと「やることが多い」と感じられるかもしれません。しかし、ここまでの説明で「一つひとつの作業をやる意味」を理解していただくと、難しくないことがわかるでしょう。

掃除機・雑巾・ビニール袋などの準備

これらは「古い洗濯機をどけた後の掃除」と「水がこぼれたときの対処」のために用意します。掃除については「業者の方を少しでも待たせたくない」という場合は、買い替え時にやる必要はありません。

後日洗濯機を自力でどければ、掃除はいつでもできます。あくまで「そのときにやりたい」という人だけが、掃除機などを用意します。

雑巾については、確実に多めに用意しておくべきです。しっかり水抜きをしたつもりでも、抜けていなくてかなりの量の水がこぼれてしまうということはあり得ます。

ビニール袋については「ホースから水漏れしないよう、ホースの先につける」などの用途で使用します。しっかり水抜きができている場合は必要ありません。しかし、念のためにそばに置いておくといいでしょう。

その他、必要に応じてコンセント・アース線などを洗濯機に貼り付けるための「ガムテープ」があると便利です。

洗濯機の寿命は何年?買い替えのタイミング

洗濯機と主婦

洗濯機の買い替えをするかどうかを判断するとき「そもそも洗濯機の寿命は何年なのか」という点が気になるでしょう。ここでは3つのデータを示します。

平均使用年数は11.6年

日本人は平均的に洗濯機をどのくらいの年数使うのか―。これはずばり「11.6年」です。

このデータは「一般財団法人 家電製品協会」が出したもの。同協会が平成24年にとったアンケート(経過年数調査)です。洗濯機は下のような全種類を対象としています。

  • 全自動洗濯機
  • 洗濯乾燥一体型
  • 二層式
  • 衣類乾燥機

つまり、特定の種類だけに偏ったデータではないということ。そして、この使用年数は5年前の平成19年のアンケートから、ほぼ横ばいです。

この5年間変わっていないということは、日本人はおおよそ11.6年程度、洗濯機を使うということです。「実際に使われている」という点では、この年数が「洗濯機の寿命」ともいえるでしょう。

使用回数でいうと、6.8年が目安

カレンダー

正確な洗濯機の寿命は「使用回数」で出します。一般的な洗濯機の使用回数は「2500回」程度が上限とされます。

たとえば毎日1回洗濯したとすると、10年で3650回になります。つまり、10年は「普通は持たない」といえます(毎日洗濯した場合)。

2500回÷365=6.8年

「2500回」という使用回数を、単純に365回(1日1回)で割ると、年数は「6.8年」となります。これも洗濯機の寿命として一つの目安になるでしょう。

実際、後述する「税金を計算するときの耐用年数」という国が決めた年数も「6年」となっています。実際には多くの人がこの2倍近く使っているわけですが「本来の年数は6.8年」といえるでしょう。

減価償却の耐用年数は6年

電卓とカレンダー

洗濯機の寿命として国が決めているものは「6年」です。これは「減価償却の耐用年数」でわかります。

減価償却とは?

これは「資産が劣化した分、税金を安くする」というもの。洗濯機は一つの「資産」です。しかし、年々この資産は「劣化」していきます。

資産が劣化したということは「損した」ということ。そして、税金は「損すると安くなる」ようになっています。

  • 洗濯機が劣化して、損した
  • その分、税金が安くなる

これが「減価償却」の基本的な考え方です。もちろん、洗濯機だけでなくあらゆる家電製品・車・住宅などの資産で、この考えが適用されます。

企業が導入した機器・設備などの固定資産は経年に伴い、その価値が減少していく。その目減り分を経費として計上すること。
コトバンク「減価償却」

辞書では上記のように説明しています。

耐用年数とは

これは文字通り「何年使えるか」です。たとえば洗濯機の6年だったら「毎年、資産価値が6分の1ずつ減る」ということ。

もし12万円の洗濯機を買ったら「毎年2万円ずつ、減価償却できる」ということです。所得が2万円安くなるので、税率が30%だったとしたら「税金が7000円安くなる」といえます(あくまで単純計算ですが)。

減価償却の耐用年数は「国の公式の見方」

ここまでの説明が「減価償却の耐用年数」の意味ですが、要するにこれは「国の見方」です。国は洗濯機の耐用年数を「6年である」と考えているといえます。

もちろん、国が絶対に正しいとは限りません。あくまで「国の個人的な意見」です。

ただ、個人的な意見とはいっても、当然この耐用年数の決定には家電メーカーの専門家など、有識者が多く参加しています。そのため「6年」という見方は「平均的な洗濯機を普通に使う分には、ある程度正しい年数」といえるでしょう。

(実際、引っ越しでもない限り、6年くらいは使うという方が多いかと思います)

洗濯機を買い替えるときの掃除は何が必要?

洗濯機と主婦

洗濯機を買い替えるときの掃除をどこまでやるかは、洗濯機の型・設置場所などの諸条件によって変わります。ここでは、実際に洗濯機の買い替えをした人々の体験談などを中心に、「どんな掃除を、どこまでするべきか」を解説していきます。

「排水ホースの水を抜くだけ」という意見が多数

一番多かった体験談は「排水ホースの水を抜くだけ」というもの。こうした体験談を書かれた方が主に記していたのは、下のような内容です。

  • 別にホコリが多くても恥ずかしくない
  • お金を出して引き取ってもらうわけだから、ピカピカにする必要もない
  • そもそも、洗濯機はそれほど汚れるものではない

一言でまとめると「気にならない」ということだといえます。

新品の設置前に置き場所を綺麗にしたい場合は?

洗濯機をどかす

ここで多くの人が迷うのは、下のような点でしょう。

  • 古い洗濯機を掃除する必要がないことはわかった
  • しかし、洗濯機を設置するスペースをきれいにしたい
  • 綺麗にしてから新品を設置したい

「綺麗にしてから設置したい」というのは、言うまでもなく「設置すると掃除がしにくくなる」ためです。洗濯機は男性でも動かすのが大変ですし、主婦の女性が自力で動かすのは難しいでしょう。

動かせない以上、できる掃除には限界があり「どける瞬間に掃除したい」という気持ちは自然だといえます。このようなときはどうすればいいのでしょうか。

すばやく掃除し、それから設置してもらう

見出しのとおり「すばやく掃除し、業者の人にはその後で設置してもらう」という意見が多く見られました。1分程度で掃除すれば、業者の方も待ってくれることが多いようです。

1分というと短く感じるかもしれませんが、「事前に準備している」「洗濯機の1平方メートルのスペースだけ」という条件なら、それほど難しくないものです。

事前の準備とは?

主に下のようなものです。

  • 掃除機(ハンディタイプ)
  • 雑巾(先に濡らしておく)

要は「すばやく誇りや髪の毛をとればいい」ということで、用意するものはそれほど多くありません。早い人なら、業者の方が外に古い洗濯機を運んでいる間に、掃除が完了するくらいでしょう。

設置後でも、洗濯機の周辺を掃除しやすくする方法

洗濯機

上の段落では「設置前にすばやく掃除する方法」を書きましたが、下のように思う人もいるでしょう。

  • できる気がしない
  • できるけど、そんなに焦って掃除したくない
  • そもそも、1回だけの掃除では意味がない(継続しなければ)

特に重要なのは3つ目で、きれい好きの方なら「定期的に掃除しやすい状態にしたい」と考えるでしょう。これは、ちょっとした工夫でできます。

洗濯機の台座を高くする

洗濯機は、ほとんどの場合「台座」を使っています。正確には「かさ上げ台」と呼ばれるもので、テーブルの足のように4箇所にブロックを置きます。このブロックの上に洗濯機を設置しているのです。

このかさ上げ台の高さを大きくすることで、下のスペースが広がり掃除しやすくなるわけですね。これに加えて狭い隙間専用の掃除機などを購入すれば、さらに掃除しやすくなるでしょう。

洗濯機周辺を掃除しておくメリット

これは多くありますが、意外に大きいものが「白い服を落としてしまったときに、汚れずに済む」ということ。値段が高くて白い服を、汚れた洗濯機周辺に落としてしまうと、それで服が台無しになってしまうことがあります。洗濯直後は服が濡れていて、汚れも付きやすくなっているためです。

他にも「ちょっと落としてしまったタオルを、使うかどうか迷う」など、洗濯機周辺が汚れていると、日常でちょっとしたストレスを感じることがよくあります。逆に周辺がきれいであれば、こうした小さなストレスがなく、毎日快適に過ごせるわけです。

もちろん、こうしたメリットは「洗濯機の配置・型」にもよります。人によっては「そんなことがあるのか?」と思う配置や型になっているかもしれません。

しかし、一般的なワンルームの洗濯機の型・配置であれば、ここに書いたことは「結構ある」といえます。

洗濯機は引っ越しの時に買い替えるべき?注意点を解説!

現時点で引っ越しが決まっている場合、引っ越しを機に洗濯機を買い替えるべきかどうか、迷うこともあるでしょう。ここでは買い替えるときに注意するべきポイントをまとめます。

引越し先の洗濯機パンの有無を確認

洗濯機パン

まず重要なのは、引っ越し先に洗濯機パンがあるかどうかを確認すること。洗濯機パンとは上の画像のような「洗濯機の受け皿」です。洗濯パンと短く呼ばれることもあります。

ワンルームマンションなら、ほとんど全ての物件でこれが設置されています。そのため、気にすべきことはサイズだけです。

サイズについても「一人暮らし用の洗濯機」であれば、ほとんど問題なく設置できます。しかし、「2人用など少し大きめの洗濯機を持って引っ越す」という時には、引っ越し先のパンのサイズを確認しておきましょう。

パンのサイズが合わなかったらどうする?

これは下の選択肢のいずれかになります。

  • 洗濯機を買い直す
  • パンを交換する
  • 洗濯機の設置を諦める

洗濯機を買い直すのは、費用はかかりますが一番確実な方法です。パンについては、交換するスペースがあればできます。

先にあげた画像では、「パンと洗面台」の間に10cmほどの隙間があります。これを活かして、10cmほど大きいパンに買い替えることも不可能ではありません。

実際にそれで行けるかどうかは、現場でやってみないとわかりません。買って来るパンの種類にもよります。プラスチックを切断する道具を持っている人なら「パンを少し切って微調整する」という、ハイレベルな技もあります。

何にしても、このように洗濯機の「土台」となるのがパンですから、それを引っ越し前に確認しておく必要があります。これによって、新しく買い替える洗濯機のサイズや形状が決まるためです。

引っ越し先の給排水の位置を確認

給水・排水用ホース

これはパンほど重要ではありませんが、把握しておくとベストです。理由は無駄のないホースの配管ができることにあります。

コンセントと同じで、給排水のホースも「ムダがない方が美しい」ものです。その状態を実現するには「給水ホース・排水ホースの位置」を事前に知っておく必要があります。

そのホースの位置と、洗濯機側の接続部分の位置を考えて「この長さのホースならぴったり」というものを探すわけです。こうすると、水がスムーズに流れることに加えて、見た目も美しい洗濯機周りを実現できます。

後でホースを買い直せばOK

この点については、洗濯機パンほど重要な問題ではありません。というのは「後でホースを買い直すだけでいい」ためです。

洗濯機パンについては「そもそも洗濯機を買い直さなければいけない」ということも、稀にあります。その点で事前の調査が必須です。

しかし、ホースについてはそこまで「後戻りできない」ものではありません。大体1000円前後で買えるため「実際に設置してから考える」のでも十分なのです。

(そもそも、多少ホースの長さが余っていても気にしないという方も多いでしょう)

買い替えるなら引越し後の方がいい

引っ越し

これは全体的な計画に対するアドバイスとなりますが、買い替えるなら引っ越し前より、引っ越し後の方がいいといえます。理由は下記の通りです。

  • 洗濯パン・給排水ホースの位置を、確実に確認できる
  • 引っ越しで洗濯機を運ばない方が、業者の料金もわずかに安くなる

前者については言うまでもないでしょう。「実際に住んでみて、現場で長さなどを測定する」方が、確実に寸法の合った洗濯機を選べます。

後者については、引っ越しで利用するパックなどにもよります。しかし、基本的には「業者が運ぶものが少ない」ほど、値段は安くなるものです。そのため、費用面でも「引っ越しの後で買い替える」方がメリットが大きいといえます。

古い洗濯機は買い替え時に引き取りしてもらえる?大手量販店のルール

業者と洗濯機

洗濯機を新しく買い替えるとき「古いものは、そのメーカーや家電量販店に引き取ってもらえるのか」という点も気になるでしょう。ここでは主なメーカーや家電量販店ごとに、洗濯機の引取のルールを解説していきます。

ヤマダ電機

ヤマダ電機の場合、洗濯機のメーカーによって変わります。「A・Bグループ」のメーカーの場合、リサイクル料金は「2484円」です。これは税込みです。

A・Bグループとは?

これはわかりやすくいうと「大企業」です。下のような企業が該当します。

  • 日立製作所
  • 三菱電機
  • パナソニック
  • 松下電器産業
  • 東芝
  • シャープ

他にも「無印良品」など多数の企業がありますが、有名どころはすべてこのグループです。

「指定法人」の場合

ヤマダ電機

A・Bグループ以外はすべて「指定法人」となります。ここには下のようなメーカーが含まれます。

  • ヤマダ電機
  • ノジマ
  • 東邦ガス
  • 三洋ハイアール
  • 日本アムウェイ

少し驚くかもしれませんが、ヤマダ電機やノジマは「自らの洗濯機」も作っているんですね。そのため、家電量販店にとどまらず「メーカー」でもあるのです。

東邦ガスは大企業ですが、洗濯機のメーカーとしては小規模であるため、こちらの分類になっています。三洋電機とハイアールは大企業ですが、両者が合弁した三洋ハイアールはまだ小さいため、この分類です。

最後のアムウェイは「洗濯機も作っている」ということに驚く人もいるかもしれません。このように、東芝や日立ほどのネームバリューや実績がない企業は「指定法人」となります。

(これは環境庁などの政府による分類です)

ヤマダ電機で購入しなかった場合

上記の回収料金は、ヤマダ電機で新しい洗濯機を購入した場合の金額です。購入しなかった場合は、訪問回収費として2700円が追加されます。ケーズデンキだと「3000円」なので、ヤマダ電機の方が300円安いということです。

また、自分での持ち込みでなく運搬が必要なときは「収集運搬料」として1080円が必要になります。これらヤマダ電機での必要な費用を一覧にすると、下記の通りです。

リサイクル回収料金 2484円(A・Bグループ)/3310円(指定法人)
収集運搬料(持ち込みでない場合) 1,080円
訪問回収費(新品を購入しない場合) 2700円

すべて合計すると、ABグループの場合は6100円、指定法人の場合は6800円程度となります。

※参考…ヤマダウェブコム「家電リサイクル回収のお申込みについて」(洗濯機の段落)
https://www.yamada-denkiweb.com/info/wcontents/guide_recycle.html#price_sentaku

ケーズデンキ

ケーズデンキ

ケーズデンキは、同社で新しい洗濯機を購入すればリサイクル回収をしてくれます。その費用は、洗濯機の場合「2300円」です。

これは「リサイクルのみの料金」で、収集や運搬が必要になる場合は、プラス1,000円となります。つまり、合計3300円です。

ケーズデンキで購入しなかった場合

洗濯機をケーズデンキで買わなくても、回収を依頼できます。このように「リサイクル回収だけを依頼」する場合は、さらにプラス3000円となります。つまり、合計6300円です。

これだけの費用を払う場合、不用品回収業者なら2000円ほどプラスして8800円程度を払えば、洗濯機以外にもいくつかの小物を回収できることがあります。それを考えると、不用品回収業者の方がコストパフォーマンスはいいといえるでしょう。

※参考…ケーズデンキ「リサイクル回収について」
https://www.ksdenki.com/shop/pages/guide_delivery_recycle.aspx

エディオン

エディオン

エディオンでは、洗濯機の買い替えにともなく回収費用は「2484円」となっています。これは収集が不要な場合で、収集が必要なら下の料金がプラスされます。

  • 配送場所と同じ…1620円~2700円
  • 配送場所と違う…2700円

「配送場所と同じ」が2通りの料金なのは、「購入商品と同じ商品かどうか」です。

  • 同じ商品…1620円
  • 違う商品…2700円

上記のように分かれています。

新品を購入しない場合

エディオンで新品を購入せず「引取りのみ」という場合は「過去にエディオンで商品を買ったことがあるか」で分かれます。

  • 買ったことがある…2700円
  • 買ったことがない…3780円

このように、買ったことがあれば「引取りだけでも2700円」と、他社より好条件になっています。これにリサイクル料金の2484円がプラスされるので、5184円になりますが、この条件ならケーズデンキ・ヤマダ電機より安いといえるでしょう。

逆に「買ったことがない」という場合、6184円なので他社とほぼ同じ金額となります(それでも数百円程度安いですが)。

※参考…エディオン「家電リサイクル」
https://my.edion.jp/service/recycle.php

洗濯機の買い替えで、業者に下取り(買取り)を依頼するポイント

洗濯機と業者

洗濯機を買い替えるとき、引き取りでなく下取り(買取り)を、業者に依頼したいという方もいるでしょう。ここではそうした「洗濯機の下取り」を業者に依頼するときのポイントを解説していきます。

家電量販店はほとんど有料での処分

家電量販店の下取りについては、上の段落で説明したとおり「すべて有料」になります。それも金額は3,000円前後、新品の購入がなければ6000円程度とやや高めです。

古い洗濯機がまだ価値のあるものであっても、買い取ってもらえることはありません。こちらがお金を出しての処分になります。この点では「新品で購入する予定がない人には不利」といえるでしょう。

リサイクルショップは、価値の高いものなら買取可能

街中のリサイクルショップに洗濯機の買取りを依頼する場合、買い取ってもらえるのは「価値が高い洗濯機」に限られます。

  • 年式が新しい
  • 高級品である(高性能)
  • 信頼できる国内大手メーカーである

これらの条件が揃って初めて、5000円~1万円程度の金額で購入してもらえます。基本的に、洗濯機はデフレが進行して激安になった家電の代表であるため、こうした価値の高い製品でなければ、リサイクルショップも買い取ってくれないのです。

安くても場所を取らないものなら買い取ってもらえますが、洗濯機は場所をとり、しかも非常に重いもの。店舗のオーナーや従業員の方が移動させようとしても、その度に大きな負担がかかるわけです。

店舗のレイアウトにも支障をきたすため、買い取りの条件はどうしても厳しくなると理解してください。

不用品回収業者の買取りもおすすめ

古い洗濯機の買取りは、不用品回収業者に依頼する方法もあります。買い取りの条件については、おおよそリサイクルショップと同じと考えてください。

ただ、リサイクルショップより有利なのは、自分で店舗まで持ち込む必要ないということ。しかも「買い取り不可になって持ち帰ることになる」というリスクもありません。

リサイクルショップでは「買い取りも引き取りも不可」といわれたら、自分で持ち帰る必要があります。洗濯機のような重いものを持ち帰るのは、たとえ自動車を使うにしても大変な労力です。

その点、不用品の回収業者なら、査定の結果「買い取りはできない」となっても、そのまま回収してもらえます。この点で、リサイクルショップに買い取りを依頼するよりも有利だといえるでしょう。

まとめ

オペレーターの女性

洗濯機やその他の家電製品に限らず、新しいものを欲しがるとき「それを手に入れる」ことに意識が集中しがちです。しかし、それと同じくらい「古いものをどうするか」が重要といえます。

古い洗濯機をいつまでも自宅の倉庫などに置いているご家庭は、意外と多いもの。「新品を買うのにお金を払うのはわかるが、古いのを捨てるのにお金を払いたくはない」という考えからです。

このようなお気持ちは理解できますが「捨てることは、買うことと同じくらい大変であり、お金を出さなければいけないことなのだ」とご理解いただけたらと思います。日本も含め先進各国で、環境保護を考えた結果、そのようなルールが整備されていったのです。

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もちろん、リーズナブルというだけではなく、輸送の際に壁や床などに触れることがないよう、細心の注意を払って回収させていただきます。当社では有資格者の能力の高いスタッフが多数在籍していますので、サービスの質についてもご安心ください。

お見積りは電話・メールの両方で年中無休無料でお受けしております。どのような些細なことでも結構ですので、まずはお気軽にお問い合わせくださいませ。

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