引越しの不用品処分・7つの方法~各業者の引取サービス・料金相場を徹底解説!~
引越しの際には不用品も多く出るもの。その処分方法について悩むことは多いでしょう。
- どう処分するのが一番いいのか
- 業者にまとめて処分してもらうと、いくらかかるのか
- 引越社に全部まかせることはできるのか
上記のような疑問を抱く方は多いものです。この記事ではこれらの疑問への答えも含めて、「引越しの不用品処分」についてまとめていきます。これから引越しをする予定の方で、特に不用品の処分を考えている方には、きっと参考にしていただけるでしょう。
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引越しの不用品処分・7つの方法
引越しで不用品を処分する方法は、主に7つあります。ここではそれぞれの方法について詳しく説明していきます。
リサイクルショップに売る
当然ながら売れる不用品は売りたいもの。定番の方法はやはり、リサイクルショップや質屋に売ることです。
家具・家電・生活雑貨などはリサイクルショップに
基本的に「よく身の回りにある品物」は、リサイクルショップに売ります。家具や家電、スポーツ用品などです。
リサイクルショップは個人店もありますが、大手チェーンでもハードオフ・生活創庫・ネットオフなどの企業が多くあります。大手チェーンは中間コストが多い分買取価格が低くなることもあり、必ずしも大手がいいとは限りません。
個人店は買取価格の差が激しい
一方、個人店は「店舗による差が激しい」のが特徴。たくさん回って当たりを見つけられればいいのですが、それだけの時間がなければ大手にする方が安心ともいえます。
「できるだけ高く買い取ってくれるリサイクルショップを探したい」という場合、ネットで評判を調べてから行くのもいいでしょう。
質屋に売る
不用品の種類によっては、リサイクルショップより質屋に持ち込む方がいいことがあります。特に下のようなものは、質屋が得意とする分野です。
- パソコン
- スマートフォン・タブレット
- ゲーム機
- 貴金属
- ギフト券
その他、年代物のワインやブランデーなどの「高級なお酒」なども、質屋が得意とするものです。全体的に値段が高いものは質屋と思っておくといいでしょう。
質屋もリサイクルショップと同様に、大黒屋のような大手もあれば、昔から営業しているような個人店もあります。昔ながらの店の方が、建物も土地も自己所有でコストがかからない、従業員も雇っていないなどの理由でコストが安く、買取価格が高いケースが多いものです。
フリマアプリ・ネットオークションで売る
リサイクルショップでも質屋でもなく、ネットで「自分で売る」方法です。
- フリマアプリ…メルカリなど
- ネットオークション…ヤフオクなど
上記のようなサービスを使って売ります。自分で不用品の写真を撮影する、説明文を書く、落札者とやりとりする…、といった手間はかかります。しかし、業者の取り分がないため利益が大きくなる可能性があるのがメリットです。
利益が増える可能性はあるものの、支払いや発送に関するトラブルが多いことには注意が必要。特に引越しの負担が大きいときに、無理にこうした方法に挑戦してストレスを溜めるのは、あまりおすすめできません。
- ある程度、時間や労力の余裕がある
- ヤフオクやメリカリの操作が問題なくできる能力がある
上記の条件を満たす場合のみ、引越しの不用品処分の方法としておすすめします。
不用品回収業者に依頼する
上に書いた「自治体のごみ」に出せない・出しにくいという不用品の場合、すべて回収業者に依頼するのがおすすめです。回収業者にまかせるメリットは下記の通りです。
- 何でも回収できる
- 最短即日回収できる
- 電話やメール1つで来てくれる
最初の2つについては、どのように良いのか説明するまでもないでしょう。3つ目も「電話・メール1つ」というものですが、これは自治体の粗大ごみと比較する必要があります。
自治体の場合、粗大ごみは「処分シール」を貼って出す必要があります。これはコンビニなどで購入しなければいけません。
加えて事前連絡もあるため「連絡・シールを買う」という2つの仕事をする必要があるのです。一方、不用品回収業者は処分シールを買う必要などなく、電話やメールを1本するだけで、自宅まで来てもらえます。
(多くの業者はメールをもらった後で確認の電話を入れますが、状況によってはメールだけということも可能です)
このように、全体的に「便利で手っ取り早い」のが、回収業者に依頼するメリットといえます。逆にデメリットとしては「自治体のごみに出すより費用がかかる」ということがあげられるでしょう。
(不用品回収業者のメリットとデメリットについては、下の記事を参考にしていただけたらと思います)
自治体のごみに出す
不用品が燃えるごみであれば、当然自治体のごみに出すのが一番です。金属ごみや埋立ごみについては、ケースバイケースです。「次の回収日がいつか」で決まるといっていいでしょう。
月1回しか回収しない自治体は多い
ごみ収集のルールは自治体によって違いますが、たとえば名古屋市では、金属ごみ・埋め立てゴミは「月1回」しか回収されません。
※参考…不燃ごみの分け方・出し方
名古屋市では「なべ・やかん」などの金属も、「陶磁器類・ガラス」などの埋め立てゴミも、両方「不燃ごみ」となっています。すべてまとめて「月1回しか収集しない」ということです。
「財政が潤っている名古屋市にしては少ない」と思うかもしれません。しかし、「マンションが多く、マンションはいつ捨ててもいいため」といえば、納得しやすいでしょう。もちろん、これは東京や大阪でも見られるパターンです。
しかし、一軒家の人にとっては捨てにくいでしょう。月1回しか捨てるチャンスがないとなると、引越しのタイミングにうまく合わせられない可能性が高くなります。
マンション・アパートで「いつでも捨てられる」場合は別
マンションやアパートのゴミ捨て場の場合「いつ捨ててもいい」ということは多いものです。管理人さんがいる物件もいない物件もありますが、ごみ収集業者と契約していれば、決まった日に業者が来て回収してくれます。
このようなケースの場合、不燃ごみでも「自治体のゴミに出す」のが一番ラクでしょう。
粗大ごみの場合
粗大ごみも、当然自治体の収集に出すことができます。しかし、自治体の粗大ゴミ回収は、下のようなデメリットがあります。
- 回収日が少ない
- 回収できるものに限りがある
- 7日前など、早めの連絡が必要
全体的に「ルールが厳しく不自由」ということです。もちろん、その分数百円などの激安価格で回収してもらえるので、贅沢はいえません。
しかし「月1回」で「7日前までに連絡が必要」となると、引越しのタイミングと合わないことも多いでしょう。しかも、そもそも回収してもらえる品目でないこともあります。
こう考えると、引越しの不用品を自治体の粗大ごみで処分するのは「条件が合えば良い方法」「条件が合わなければ、おすすめできない方法」となります。
家族や友人にあげる
昔ながらの定番の方法ですが、家族・親戚・友人・知人などにあげるという方法もあります。ただ、これはあくまで「相手が欲しがるようなものだけ」にしましょう。
断るのが苦手な人だと「本当は欲しくない」と思いながらも、欲しいふりをしてもらってしまう可能性があります。特に「もらった後、ずっとそれを保管していなければいけない」というのは、受け取る側にとってかなりのプレッシャーです。
そのため、もし受け取ってもらう場合も「要らなくなったらいつでも捨てていい」ということは、さりげなく伝えておきましょう。
寄付する
ごく一部の品物については、ボランティア団体などに寄付するという方法もあります。しかし、これは下のような条件を満たすことが必要です。
- あくまで「あなたにとって不要」というだけ
- 他の人にとっては、利用価値の高い品物である
- 特に、寄付先の団体にとって利用価値がある
当然のことながら、上記の条件を満たしていなければなりません。そうでなければ「寄付されても迷惑なだけ」です。
基本的に未使用品のみを送る
何を送るかにもよりますが、基本的に未使用品でなければ歓迎されません。新興国(発展途上国)などは、「古着でもいいから欲しい」ということはあります。しかし、船便の送料の方が圧倒的に高いため、古着では寄付の需要がないのです。
他の品物についても同じで、ほとんどの場合「買ったものの全く使わなかった」というような未使用品だけが歓迎されます。引越しの不用品で、もしそのようなものが出てきたら、寄付することを考えていただくのもいいでしょう。
引越しで不用品処分をするときの料金相場(やり方別)
引越しの不用品処分を業者などに依頼するとき、どのくらいの費用がかかるのかも気になるところでしょう。ここでは、お金がかかる処分方法3つについて、それぞれの料金の相場を解説していきます。
回収業者に依頼…8800円~2万5000円
不用品回収業者に回収を依頼する場合、おおむね8800円~2万5000円程度と考えてください。これは弊社の下記メニューの料金です。
- ショートパック…8800円
- 軽トラパック…2万5000円
ショートパックとは、1立法メートル(3辺1m)までのものです。たとえば大きい家具1つなど「ちょっとした粗大ごみの処分」で便利といえます。
軽トラパックは、文字通り「軽トラ1台分」です。大体ワンルームマンションの荷物はすべて入るので、引越しの「不用品だけ」となると、軽トラパックで十分といえます。家族でも「家具の引越しは引越社の大型トラックを使う」ので、不用品の処分については軽トラ1台あれば十分でしょう。
弊社の料金についてさらに詳しく知りたい方は、下のページをご覧いただけたらと思います。
自治体のゴミ収集…数百円~1000円
自治体のごみに出す場合、燃えるごみや不燃ごみについては、ほとんど費用がかかりません。指定ごみ袋の値段だけなので、高くても100円や200円でしょう(複数枚ある場合など)。
粗大ごみは多少高くなりますが、200円~1000円が相場です。最大でも1500円程度という自治体がほとんどです。
費用だけを考えたら、自治体のごみ収集に出すのが一番いいでしょう。ただし、出せるタイミングが限られている、収集できないものが多いなどのデメリットも考慮しておく必要があります。
引越社に依頼…要見積もり
引越社に依頼する場合は、料金の目安が示されていません。どの引越社でも「見積もりが必要」としています。
「大体いくらかわからないのか」と思うかもしれませんが、それもありません。というのは、そもそも引越社が不用品の引取りを歓迎していないためです。
「同時処分」の段落で解説した通り「価値のある不用品の買取り」は、多くの業者が対応しています。しかし「ただの不用品・粗大ごみ」については、「一応引取りも可能」というスタンスに過ぎません。
アリさんマークの引越社など「引取り不可」という大手もあり、全体的に「価値のない不用品の引取りは、有料でも歓迎していない」という状態です。そのため、金額も見積もりをとらなければわからず、見積もりが出ても「回収業者よりも相当に高くなる」と考えてください。
引越しと不用品処分は同時にできる?
引越しと不要品の処分は、引越社によっては同時にできます。ここでは「引越しと不用品処分を同時にする(引き受けてもらう)方法」について解説していきます。
価値のある品物は引越社が買い取ってくれる
主に家電製品など、価値のある品物は引越社が買い取ってくれることが多くなっています。しかし「価値があれば何でも買い取ってくれる」というわけではありません。
たとえば、ヤマトホームコンビニエンスは「ギフト券・パソコン」など、換金性の高いものはすべて受け付けていません。おそらく「クレジットカードの現金化」を警戒しているためだと思われますが、「換金価値が高過ぎて、むしろ買い取ってもらえないものもある」という点を理解して下さい。
買取に対応していない引越社もある
大手の中では日通(日本通運)が、買取り非対応となっています。2019年3月時点のデータなので、今後変わる可能性もあるでしょう。
しかし、現時点で対応していないということは、今後しばらく「他社と比べると買取りに積極的でない」といえます。同社は買取りはしていないものの「不用品の引取りは相談可能」です。そのため「ただ不用品を処分したいだけ」という場合、日通やその他の「買取り非対応」の会社でも問題ありません。
「ただの不用品」は、一部の引越社のみ対応
買い取る価値がない「ただの不用品・粗大ごみ」については、一部の引越社が対応しています。大手の引越社の対応状況を一覧にすると、下記の通りです。
ハート引越センター | 無料で可能 |
---|---|
サカイ引越センター | 委任状を書けば対応可能 |
日通(日本通運) | 事前に相談すれば可能 |
ヤマトホームコンビニエンス | 他に買い取れるものばあれば、廃棄も可能(廃棄のみは不可) |
アリさんマークの引越社 | ほぼ不可 |
アート引越センター | ほぼ不可 |
一番引き取ってもらいやすいのは、ハート引越センターです。それに続く、サカイ引越センター・日通・ヤマトホームコンビニエンスが「条件付きで可能」となっています。残りの2社・アリさんマークの引越社とアート引越センターは「ほぼ不可」です。
このように「ただの不用品」を引越社で引き取ってもらうのは、基本的に難しいと考えて下さい(なお、ハート引越センター以外はすべて有料での引取りです)。
どの引越社も「事前の処分」を推奨している
上の段落で説明した通り、粗大ごみなどの不用品を同時に処分できる引越社もあります。しかし、どの業者も「当日の処分」は推奨していません。理由は下の通りです。
- 引き取れない可能性もある
- 委任状を書くなどの手間がかかる
- 不用品の引取りのために、別のトラックを出す必要がある
- 必要なスタッフも増える
このように、当日の仕事が格段に増えるため、引越しに支障が出るということです。「当日やることが少ない方がスムーズに行く」というのは、どんな仕事でも同じです。
ただでさえ、引越しはほとんどの人にとって「非常に負担のかかる仕事」です。そこにさらに当日の仕事を追加したら、あなたも業者も相当消耗することになります。
このため、どの引越社も「事前の処分」を推奨しているわけです。「同時にやる」ことにこだわるよりも、「できるだけ事前に処分する」ことを考えるべきといえるでしょう。
引越し業者別・不用品処分のサービス
大手の引越社の中には、不用品処分のサービスを提供しているところも多くあります。ここでは各社のサービスの詳細を説明していきます。
サカイ引越センター
サカイ引越センターは、不用品の処分について、非常に詳しい情報をまとめています。ここでは、下記の公式ページの内容を元に、サカイ引越センターの不用品処分(引取り)について、説明していきます。
家電製品
下記の「家電リサイクル法」の対象製品は、すべて有料で引き取ってもらえます(お客様側が払う)。
- エアコン
- 冷蔵庫
- テレビ
- 洗濯機
- 衣類乾燥機
費用は、それぞれRKC(一般財団法人家電製品協会)で決められている費用と、サカイ引越センターに対して支払う、収集運搬料金の「3000円」です。
RKCのリサイクル料金は大体数千円なので、合計6000円~8000円程度と考えてください。
ピアノ
サカイ引越センターは、ヤマハピアノサービスと提携しています。同社によって査定・買取りをしてもらうことが可能です。
タンス・ソファーなどの家具
これらの大型不用品は、粗大ごみに出すよう書かれています。ただし、「サカイ引越センターが委任状をもらうことで、引取りができる」という地域もあります。
どういうことかというと、粗大ごみは本来「本人」でないと処分してはいけないのです。ごみ処理業者ならいいのですが、引越業者ではできません。
そのため、正式な「委任状」をもらい、サカイがあなたの代わりに粗大ごみに出すということです。ただ、当然手間がかかる分、費用も上乗せされます。基本的には「自分で処分」するのが一番でしょう。
ブランド品・まだ使える家電製品
これらについては、サカイ引越センターが買い取っています。実際に買い取れるかどうかは査定次第ですが、たとえば下のようなジャンルの品物を買い取っています。
- 生活家電・AV機器
- 生活雑貨
- 工具
- 衣類・ファッション小物
- ベビー用品
他にも下のように、一般の質屋・リサイクルショップ・金券ショップなどと同じような品物も買い取っています。
- 金券・ギフト品・お酒
- 金・ジュエリー・プラチナ
- ブランド品・腕時計
- パソコン・スマホ
- 楽器・おもちゃ・フィギュア・ゲーム機
基本的に、ハードオフなどのリサイクルショップや、大黒屋などの大手チェーンの質屋と、まったく同様の買取りに対応していると考えていいでしょう。詳しい品目は下の公式ページでご覧いただけます。
不要品の買取に対応している引越し業者は、サカイ以外でも複数存在します。しかし、ここまで「本職のリサイクルショップや質屋のように」積極的に買い取っているのはサカイ引越センターくらいです。
この点で「不用品処分についてはサカイ引越センターが一番」といえるでしょう(引越社の中では)。
アリさんマークの引越社
アリさんマークの引越社では、不用品の売却(アリさんから見たら買取り)が可能です。どちらかというと、不用品の処分というよりは「売却・買取」のサービスだと思ってください。
- アリさんの愛車買取り一発便
- アリさんのピアノオークション
- アリさんの家電得々ショッピング(下取り含む)
上記のように、特定の不用品の買取りに対応しています。見ての通り、車・ピアノ・家電と、いずれも「価値が高い不用品」です。
もし「粗大ごみなどの不用品も引き取ってもらいたい」と思っているなら、アリさんマークの引越社ではできないと考えておく方がいいでしょう。
アート引越センター
アート引越センターでは、不要品の処分について下のように書いています。
- 事前に自治体の粗大ごみに出すのがおすすめ
- あるいは、不用品回収業者にまかせるのがおすすめ
- 引越し先まで運んでから処分するのは無駄な出費になる
一言でまとめると「アートでは不用品の引取や回収のサービスはありませんよ」ということです。このため「引越し 不用品処分 アート」と検索しても、公式サイトでない個人の方のブログがトップに出ます。
アートでの引越しを考えている方は、特に事前の不用品処分を徹底すべきといえるでしょう。
日通(日本通運)
日通は不用品(粗大ごみ)を引き取っています。ただし、公式サイトでは下のような内容が書かれています。
- 事前に粗大ごみに出す、業者に引き取ってもらうのが一番
- それができなかった場合は、日通での引き取りも可能
- 日通に依頼する場合は、事前に相談が必要
- 地域によってはできない
- 生ゴミなどの生活ゴミは引き受けない
全体的にあまり積極的な文面ではないため、「断られるか、高値になる可能性がある」と考えてください。
ハート引越センター
ハート引越センターは、不用品を無料で引き取っています。もちろん「ハートで引越しを依頼する」という条件ですが、これについては「普通の条件」なので特に問題ないでしょう。
「コンディションによっては引き取れないこともある」と書かれています。この場合は有料になるか、自身で処分することになるでしょう。
わざわざ新居まで不用品を持っていって処分するのは、明らかに二度手間であり、誰でも避けたいことかと思います。そのような事態にならないよう、ハート引越センターに依頼する場合、引き取ってもらえるかどうか不安な不用品については、事前に問い合わせしておくのがいいでしょう。
ヤマトホームコンビニエンス
クロネコヤマトで引っ越しなどを手がける部門が「ヤマトホームコンビニエンス」。同社は不用品の買取りサービスも提供しています。
ヤマトは「買取りできるもの・できないもの」を明記しているため、それも紹介します。
買取りできるもの(一例)
あくまで一部の例ですが、下記のようなものは買取り可能です。
- 洗濯機・冷蔵庫などの家電類(製造から6年以内)
- 机・タンスなどの家具類(購入から6年以内)
- 雑貨
基本的に「6年以内の家具・家電」と考えていいでしょう。雑貨については、これから書く「買取できないもの」を除外したものだと考えていただくといいでしょう。
(なお、家具の中でも机(学習机)の処分については、下の記事で詳しく解説しています。ご家族での引越しの際には、参考にしていただけたらと思います)
買取りできないもの(一例)
こちらも一例になりますが、下のようなものは買取不可となっています。
布系の家具 | 布団・カーペット・絨毯・カーテン・マットレス |
---|---|
家電製品 | パソコン・プリンター・テレビ(ブラウン管)・エアコン・ヒーター・ガスコンロ・こたつ・OA機器など |
その他 | 金券・ギフト券・美術品・貴金属・ブランド品・バッグ・ゲームソフトなど |
※参考…ヤマトホームコンビニエンス「不用品買取サービス内容」
最後の「その他」の品目は非常に多く、ここではとても書ききれないほどです。かなりのものが「買取不可」と考えてください。
ヤマトでは「その他」がかなり不可になっていますが、これらはサカイ引越センターだったら買い取っています。サカイの買取りサービスは、リサイクルショップや質屋に近いものだといえるでしょう。
布団も「買取不可」となっていますが、布団の処分については下の記事で詳しく解説しています。引越し時に布団の処分で困っている方は、こちらも参考にしていただけたらと思います。
引っ越しのときにベッドの処分はどうする?
引越しで家具を処分するとき、特にやり方で困るのはベッドでしょう。ここでは、引越しでベッドが不要になったとき、どのように処分するかを解説していきます。
新品を買うなら販売店の下取りがある
これはベッドに限った話ではありませんが、家具販売店で新品を買うなら、その販売店が下取りをしてくれます。たとえばニトリは下のような条件で引き受けています。
- 購入した家具と、同数量・同容量
- 1注文につき3000円で引き取る(利用者が払う)
- 一部地域は除く
このように少々条件が厳し目ですが、下取り自体には対応しています。詳しくは下の公式ページをご覧ください。
新品を買わなくても買取りしてくれる販売店も
販売店によっては「そのお店・会社で新品を買わなくても買い取ってくれる」というケースがあります。たとえば大塚家具は下記の公式ページで、そのサービスについて紹介しています。
※参考…あなたの家具「下取り・買取り」いたします(大塚家具)
引っ越しの場合は予定の調整が必要
通常、ベッドを通販で買うときは、下のような流れになります。
- 自宅で新品を受け取る
- 同時に、古いベッドを持っていってもらう
しかし、引越しの場合「新しいベッドは、新居に持っていってほしい」でしょう。一方、古い家にある古いベッドは、「新品が届くより先に引取りにきてほしい」わけです。
このように、普通のケースと違い「タイミングがおかしくなる」のですが、この調整をする必要があります。家具販売店としては、多少スケジュールがおかしくなったとしても「ベッドを買ってもらえるなら歓迎」でしょう。
「新品のベッドは、引越し先の店舗から送ってもらう」など、いくつかの配慮や手続きが必要になります。しかし、一定以上の価格のベッドを買うのであれば、こうしたリクエストを受けてくれる販売店が多いと考えてください。
自治体の粗大ゴミは「マットレス」のみ出せる
ベッドは当然粗大ごみですが、全部出せるわけではありません。
- マットレス…出せる
- ベッド本体…出せない
上記のようなルールになっています。マットレスについては、シングルサイズだけでなく、セミダブルやダブルでも回収できる自治体が多いものです。
大阪市の例
たとえば大阪市では、サイズ別に下のような料金でマットレスを回収しています。
- シングル…700円
- セミダブル・ダブル…1000円
他の自治体では金額が多少変わるでしょうが、おおむね1000円あれば、マットレスを粗大ごみに出せると考えていいでしょう。
ベッド本体は分解するか業者に
残ったベッドの本体は、自分で分解してクリーンセンターなどに持ち込むか、不用品回収業者に回収を依頼することになります。当然ながらベッドの解体は非常に手間がかかり、日曜大工やDIYに慣れていない方だと、かなり手こずります。
また、解体した後でクリーンセンターに持ち込むのも大変です。クリーンセンターは大抵郊外(山に近い場所など)にあります。
郊外に住んでいる方の場合は割と簡単に持ち込めます。しかし、都市部に住んでいると「片道1時間かかる」ということも珍しくありません。
このような手間の大きさを考えると、ベッド本体については「不用品回収業者にまかせる」のがベストでしょう。
引越しの不用品処分ブログを見るときのポイント
引越しの不用品処分のやり方などで迷ったとき「誰かの体験談が書かれたブログを見たい」と思うことは多いでしょう。ここでは、そうした「引越しの不用品処分についてのブログ」を見るときのポイントを解説していきます。
スタッフブログで業者の信頼性を見る
「引越し 不用品処分 ブログ」と検索すると、業者のブログが多く出てきます。引越し業者のブログもあれば、不用品回収業者のブログもあります。
大抵はスタッフが書いているので「スタッフブログ」という名前になっていますが、これは業者の信頼性を見る上で、非常に役立つ資料です。
- 人間味があるブログ
- 毎日更新されているブログ
- 運営期間が長いブログ
上記のようなスタッフブログがある業者は信頼できます。また、ブログ内で引越しや不用品処分についての「わかりやすい記事」を多く掲載している業者も、やはり信頼できるでしょう。
業者についての口コミ・体験談は期待しない方がいい
引越しの不用品処分についてのブログを探す理由として「業者のいい口コミや悪いクチコミがあれば見たい」という気持ちもあるでしょう。しかし、これらについては期待しない方がいいといえます。
というのは、普通のお店での買い物などと違い「住所・名前」が業者にわかっている分、悪い体験談は書きづらいためです。もちろん、中身をかなりぼかして書く方法もあるでしょう。しかし、それでは見る側として、あまり参考になりません。
実際、引越しの不用品処分のブログ記事を探しても、ほとんどヒットしないのが実情です。
- サービスに満足していて、特に口コミを書く理由がなかった(これが普通)
- 引越し後のさまざまな仕事が忙しくて、それどころではなかった(これも普通)
- 業者の態度に腹が立ったが、先に書いたような理由で書きづらかった(稀にある)
ほとんどヒットしない理由としては、上記のようなものが考えられるでしょう。Twitterのような短文だったら、引っ越し直後に投稿している可能性はかなりあります。しかし、ブログのような「しっかりした長文」については、どうしても書きにくいものですし、実際にあまり書かれていません。
このような理由から「業者についての口コミや体験談は期待しない方がいい」といえます。
まとめ
引越しの不要品処分は、大別すると「売る・捨てる」のいずれかになります。「売る」については、売る方法がたくさんあるため、この記事で紹介してきたそれぞれの方法を検討していただくといいでしょう。
「捨てる」については、自治体のゴミだとチャンスが限られるため、不用品回収業者に任せるのがおすすめです。最短で即日回収でき、自治体の粗大ごみのような7日前の事前連絡なども不要、というの手軽さが魅力といえます。
まずはお気軽に無料見積もりを
引越しの不用品処分を弊社にお任せいただく場合、費用がいくらになるかは見積もりでお伝えできます。この見積もりは完全無料となっているため、ぜひお気軽にご相談ください。
電話なら土日も休まず毎日9時~19時、メールは年中無休で24時間受け付けております。どんなに些細なご質問でも歓迎ですので、何でもお気軽にお問い合わせください。